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2005年6月

2005年6月28日 (火)

記録更新・・


記録更新・・
2005/06/28
fine
先日ご紹介した
「クレープ地オヤジステテコ」は
2枚700円でした。
これが私の中で日本記録だったのですが、
記録とは破られるためにあるのですね・・。
((^0^))

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2005年6月27日 (月)

ココが早稲田大学演劇博物館


ココが早稲田大学演劇博物館
2005/06/27
fine
風情のある、木造建築。
とっても素敵な場所です♪
((^0^))

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2005年6月25日 (土)

いいなあ~~

恵里ちゃんは、『鶴」が終わったら、
道成寺のお稽古に、
本格的に入るらしい。

あの「大長編・小道具満載踊り」を
お稽古するのは、
さぞかし楽しいだろうなあ!(^^)


どの踊りも、「観る」より、
自分が踊ったほうが絶対に楽しい♪


そして、この大曲を踊りきる、というのは
日本舞踊をやってる人、全員の、一つの目標だし・・・。


恵里ちゃんのHP
http://www.stellar.meon.ne.jp/~eri/index.html
を見ると、最近のお稽古日記がとっても楽しそう。
なんだかいいなあ~~。


・・・って、私も、立派に、楽しいのですが。お稽古。(笑)

閑話休題。

ウチのお稽古場には、最年少5歳のお弟子さんがいます。
すみれちゃんというとても可愛い女の子で、
長唄「藤の花」を終えて、
2曲目の長唄「お月様」を頑張ってお稽古してます。
どんどん上手になっています。
お稽古の間、いつも、これまたとても美しいお母様が
すみれちゃんを見守っているのですが、
私も母のような気持ちで、目頭を熱くしてお稽古を見守っています。

ときどき、私が
お稽古の順番を譲ってあげることがあります。
すると、きちんと
「お先に失礼します。」とお扇子を置いてお辞儀してくれます。
終わると
「お先に、ありがとうございました。」

5歳ですよ?!5歳!
日本一礼儀正しい5歳だぞ!すみれちゃん!(感涙)

もちろん、まだ、5歳ですから、師匠やお母様に
「おねえさんに、ありがとうって言いなさい」と
言われて言うことのほうが多いですが、
言われて、すぐソレができることがスゴイ。


お稽古が終わると、必ず師匠から、
「頑張ったご褒美」の、小さな御菓子の包みが
すみれちゃんに渡されます(笑)。
きちんと正座して、
両手でそれを受け取り、
「ありがとうございます」とお辞儀するその姿が
また可愛くて(T^T)

師匠:「お稽古おもしろい?」
すみれちゃん:「おもしろい!!」(即答)


お母様によると、水泳教室に行ってる頃は
嫌がって仕方がなかったとのこと。
「それが、日本舞踊のお稽古となると
ウキウキして出かけていくんですよ。」

師匠:「水泳より、踊りが好き?」
すみれちゃん:「うん♪」
師匠:「そうだろ。なにせ、ここでは溺れないからな。はははは」

5歳で踊り好き。ううむ。日本舞踊の未来は明るいぞ!!

そんな中。
3週間くらい前の出来事、お一つ。


すみれちゃんのお稽古が終わりました。
すみれちゃんは、お母様とお着替えのお部屋に・・。

師匠:「あ。すみれちゃんのお菓子、忘れてた。」
私:「あら。」

師匠:「取ってこよう・・・・・・。よいしょっと・・・・」

と立ち上がったその刹那に、ふと私の顔をご覧になり、

師匠:「・・・子供限定だからね。大人にはやらないよ・・・」
私:「!!知ってますよぉ!んな、ほしがりませんよぉ!」

そして、2、3歩お歩きになり、振り返り、

師匠:「・・・・・・・・・・・・・・欲しい?」
私:「え???」
師匠:「・・・・欲しくないならやんない。」
私:「え?え?」

一瞬動揺する私!
ええと、ええと、この場合は、ええと!?

私:「え?あ、ほ、欲しい!!!」
師匠:「ホント?」
私:「ホ、ホントに欲しい!!!」(なんだか必死)

師匠、ゆるい笑顔を浮かべ
「・・・・じゃあ、特別に今日はあなたにもあげるか・・・」
と言い残して奥のお部屋に・・・・・・。

??(^^;)??なにが「特別」だったのか不明・・・
・・・・っていうか、そんなに
私は物欲しげだったのかしらん・・。


小さな包みを持って師匠再登場。

師匠:「ほれ。」
私:「わあい♪ありがとうございます(^^)」
師匠:「餌だ♪エサ♪」
私:「わん!♪」

・・・・・・条件反射・・・・・・(T^T)


・・・・・いい年して、師匠から、お菓子をいただいて
「わん♪」って、なんなんだ私は・・・・・・・・・(T^T)


「お母様もどうぞ」ということで、合計3つの包みが振舞われ、
すみれちゃんと、お母様と、私と、
お着替えのお部屋で、お茶を飲みながら
お菓子タイム(笑)。
とっても美味しいチョコレート♪
特にドライフルーツのオレンジにチョコがコーティングされたやつが絶品♪


私:「美味しいね~~」
すみれちゃん:「うん♪美味しい~~」
お母様:「美味しいですね~~」


こういう和やかなひと時も
日本舞踊のお稽古場の楽しみだったりします(^^)。

私は子供が、基本的には苦手なのですが、
「日本舞踊をやってる子供」は大好き。
だって~~~~
子供、というより、
すでに「仲間」なんだもの~~(^^)。


上達する様を見るのも楽しいし♪

毎週、すみれちゃんがお稽古にくるのが
とても楽しみな私です。

2005年6月24日 (金)

師匠の優しさ

様々な課題のてんこもりの状況。
でも嘆いてるヒマがあるなら、何かしなくては。


というわけで、私なりに
「こうやってみよう、ああやってみよう」と
いろいろ考えてお稽古にのぞみました。


「水仙丹前」。
「毛槍の扱いに丁寧さや細やかさが足りない」というご指摘に対し、
何かをしようと、とにかく、何かしようと。


右手一本で毛槍を持ち、
くぐってから担ぐところ。
すっごい丁寧にやってみました。


テープが止まりました。


「ねえ、なんでそんな急にゆっくりするの!おかしいよ!」


ああ。ああああ。もうだめだ。

今の私の精一杯の「丁寧の表現」が「それ=ゆっくり担ぐ」だったので、
どうしていいかわからなくなり、
思わず、右手に毛槍を握ったまま、
左手で顔を覆いました。

すると、師匠。
「ちょっと待って!!いいの!それでいいの!
あなたのやってることは、それでいいの!
その心がけで、いいの!
ただ、踊りのリズムが急にゆっくりになるのはおかしいから。
それは直そうってこと。ね?」


え・・?


「急に、言われたとおりにできたら、僕、いらないでしょう?(笑)
言われたとおりに、やろうと、いろいろやってみる、
その態度でいいの。

できるようになるために、いろいろやってる最中なんだから、
それでいいの。」

久々に、師匠のことを
「優しい」と思いました。
私が、「なにかをやろう」としてることを
瞬時にわかってくださり、私を勇気付けてくださったのです。

そして、前回言われた量の半分くらいのご注意で
お稽古は過ぎて行きました。
あれ?

「まだまだ、だけどね。
でもあなた、なにか、しようと、してるから。
でもそういう気持ちで、やってちょうだい。
それでいいから。」


それでいい?


「いいって、うまくできてるってことじゃないよ。
でもまあ、何も言わないところは、
それほど注意しなくても平気、ってこと。」


はあ・・・・・。

「僕が何も言わないところは、
別に、悪くないから。
でもそれは、すごくよくできてる、ってこととイコールじゃないからね。
わかるね?」


はい。


「何も言われないところ、褒められたところ、
そういうところは、もっともっとよくならなくちゃ、
もっともっと、よくしなくちゃ、って思って臨まないと。
流れた踊りになるよ」


はい。

「それから。
 僕は、あなたが、できる、と思うから、いろいろ言うんだからね。
 『言っても無理無理、できっこない』と思ったら、何も言わないよ。」


はい。


・・・・うう。優しい。優しいぞ。師匠!!(T^T)

どの厳しいご指摘も優しさから来てると・・・・・
わかってはいたものの、ただただ凹んでいた私・・・。
厳しさは、愛情。そして優しさ・・。

頑張ります。師匠。
あきらめないで、いろんな工夫をして、
いろんな課題をひとつずつ克服します。
頑張ります!!


そして、昨日の最大のかかと落とし。

「で・・・。ちょこちょこ急に動くの。
あれ、なんとかなんないかなあ。
自分でせっかく作った、いい感じの踊りの流れを
自分でぶっつぶすような歩き方するよねえ。
ところどころ。

振りを間違えたみたいに見えるよ。

まあ、簡単に言えば、歩き方がへたっぴ、ってことに
つきるんだけどね。」

歩き方がへたっぴ!!!!
がびちょ~~~~~ん!!!!!!!!

まずいです!!
踊りで歩くのがへたっぴ、ってまずいです!!!


いまやってる二つの踊りは
「すたすた歩く」っていう動きが
沢山出てきます!!!

さああああ!!!!こいつとどう戦っていくか?!


やることがどんどん増えていきます。


だから踊りはやめられないんだなあ。

泣いたり、笑ったり。
凹んだり。


だけど、楽しくてしょうがない。
こんなに私を幸せにするものは他に見当たらない。


ぶつぶつ言いながらも(笑)頑張ろうっと!

2005年6月17日 (金)

一人泣き

いい加減、いい年して、
お稽古のことで、人前で泣くのはもうやめようと(^^;)
固い決意をしているので
(泣きそうになって蚊の鳴くような声になったとしても、そこで
こらえる・・・・)
お稽古場ではこらえましたが

一人になったとき、泣きました(T^T).


あ、誤解なきよう。
ウチの師匠は、罵倒したり、怒鳴ったり、嫌味や皮肉を言ったり、
そういうキツイ方ではありません。
口調は常に優しいです。
笑顔です。
わかりやすく、きちんと、論理だてて説明してくださる方です。


ただし、ご指摘は厳しい。
今回は、このご指摘の「かかと落とし」が
私の根っこの、「急所」みたいな場所に、がっつーーーーん!とヒットしたため
私は勝手に、泣いたのです。
自分が、情けなくて。

今回しばらくお稽古を続けている「水仙丹前」。
何度もお伝えしている通り、毛槍という大きな小道具が出てきます。
私は、単純な棒でのお稽古の段階で、
あまりにブキッチョだったので、不安を感じ、
自分で、この、毛槍を作って、お稽古に臨んでいます。

当初、持ち替えの手順が覚えられず、
また、持つ場所が覚えられず、ものすごい苦労をしましたが
最近は、迷わず持ち替えができるようになり、
持つ場所も「片手で持つ場所」「両手で持つ場所」が
徐々にわかってきて、棒の上で手をスライドできるようになってきました。


そして、ここ数週間、
「間をはずさずに、しかも、踊りの流れに乗ることの大切さ」を私にわからせるため、
師匠は途中でテープを止めることをあまりなさいませんでした。

私は、この、「止められない」ということを、誤解し始めていました。
ちょっといい気になっていたのです。
「もしかして、結構、イケてるのかも?」
お恥ずかしいことに、本当に、少しそう思っていました。
(きっと師匠がここをお読みになったら爆笑されると思います)

その私の「いい気」は、
先日のお稽古で、バラバラに崩壊することとなりました。

「どうして持ちかえて、かかえるときに、手元に気を遣わないの?
わざとみたいに、遠くを見るの、おかしいよ。
『ちゃんと持ち替えできますよ~~』ってのを
無理にアピールしてるみたい。
でも『ちゃんとできてるフリ』にしか見えない。」

え?・・でも、手元をじっと見ると、
「ちゃんとできてるかなチェック」に見えるから、目線は遠くって・・・前に・・

「違うよ。じっと見ろって言ってないでしょう?
ちゃんと、あしらいなさい、ってこと。
毛槍を抱えたときに、ふと、袂を気遣う、そういう目線のこと。」


え?え?ど、どういう目線なのか・・・
よくわかりません。

「たとえばこういうことだよ。ほら、貸してご覧」

私が東急ハンズで買った小物で作った毛槍を師匠が
お持ちになります。


持ち替えて抱えるときに、ふと、袂を気遣うその仕草。
くぐって背負う時の、何気ない、首の傾け方。


「こういうのがね、丁寧、ってこと。
細やか、ってこと。」

うわ。
私。私は。ただ、通り一遍に、毛槍を振り回してるだけだ。

「でも、こういうのは、『振り』じゃないから、
大げさにやっちゃだめなんだよ。わかる?」


確かに師匠の目線も動きも
「ハイ、今これを見ました」
「ハイ、今コレをやりました」というものではなく、
・・・・何というか・・・本当に「何気ない」・・・・でも
すごく伝わってくるものがあって・・・・・・・・・・・・・・。

「だってさ。毛槍抱えたときに、あなた、
何度も袖がまくれて、腕が丸出しになるでしょう?
それ、どう見たって、おかしいでしょ?
そういうことを、ふっ、とね、気遣う余裕が欲しいわけ。
そういうのが、風(ふう)だし、
あと、この踊りは女性の踊りなんだから、
女性らしい色気になるんだよ。」

気遣い。
小道具と、着物に対する気遣い。


私の踊りの中で、それは・・・・・・・・・・今現在、ゼロだ。


持ち替えることが、目的ではない。


大事なのは・・・「どう持ち替えるか」だ・・・。


どうして、そんな、当たり前のことが、私にはできないんだろう?

「けど、気遣ってますよ~~~てのが出ちゃダメなんだよ?
もう、毎日当たり前にこれをやってます、っていう
自然な動きにならないと。」

それってそれって・・・・・・・・・・どうしたらいいのか・・・・・・・・・・・。

「そりゃ慣れもあるよ。それに
具体的に、これこれこうすれば、こうなりますよ、っていう
具体的な説明をする状況ではないし、
後は気持ちが慌てないこと。


間に入れる、ってのも同じだよ。


あなたの間はほとんど合ってる。
でもまるでね、ピッチャーが振りかぶらないで
手先でいきなりポン!と球を投げたみたいな動きだ。


間に入れるのは当然のこと。
大事なのは、その、間、まで、
「どう動いたか」ってことなんだからね。それも
『丁寧』ってことに繋がってくるんだよ」


そして。


「あなたの毛槍は、まるで、火消しの頭領だ。
め組の人みたいだよ。
やっこさんで男の人なら、それでもまだいいどさl
これは女の踊りだからね。
色気とか細やかさとか出していかないと。」

ああ。ああああ。
私は・・・・・・・・・・私は・・・・・!

一つ一つの師匠のお言葉が、待ち針を一本一本
心臓に刺されるみたいに突き刺さってきます。
いや、お言葉が刺さるというより、
「私に足りないもの」で構成された針が刺さってくるのです。

私は、本質的に、ガサツです。

過去に付き合った恋人達、全員に言われました。
「あみって、ガサツだよね~~」
みんな優しくて、笑って許してくれていたけど、
踊りの世界は許してくれません。

私の、本質が、踊りに出てしまっている・・・・。

さらにそれだけでなく、もっと言えば・・・・・
「教科書の範囲内だけなら100点取れる」
という私の本質も出ています。
100点とれる私は確かに、ちょっとえらい。
そのかわり、私は、教科書に載ってない事は
答えられない、という、融通性のなさをもっているのです。

踊りの世界の「教科書どおり」ってのは
多分、振りの順序を正しく覚えるとか、正確に間に入れる、とか
そういうこと・・・。

風(ふう)や、色気というのは・・・教科書にどおりにやれば
出せるものじゃない・・・・。

師匠の風(ふう)が欲しくて、
師匠の色気が欲しくて、
師匠のように踊りたくて、
だから、毎週7時間も8時間もお稽古場にいて、
師匠から伝わるものを、必死に見てきたけれど。


私、何もつかんでなかった。
何やってたんだろう。何を見ていたんだろう。

それどころか、自分の生まれつきの本質的な欠点を
ひたすらあぶり出しするような踊り方をしてきてたんだ。

でも、これ。


これ、どうしよう。これ、どうやってなおそう。
どうやって上達させよう。
具体的な、何かが見えてこない。
どう、踊っていいか、まったく見えなくなってしまった・・・・・・。

強烈なボディブローをくらった私は、師匠に蚊の鳴くような声で伝えました。


「これ・・・・・・上げられない・・・・」


実は、「水仙丹前」は今月一杯で上げることに決まっていたのです。

「上げるよ。」と、師匠。きっぱり。


「でも・・・・・こんなじゃ、上げられません・・・」

「上げる。」

「だって、何もできてない・・・」

「できてなくない。振りは全部ちゃんとできてる」

「でも・・・・。細やかに踊れてません・・」

「一つの踊りで、欠点を克服するのを待ってたら、先に進めないよ。
『ああ、こういうことなのか』ってことが、わかったんだからいいの。
これは、これから先、踊っていく中で、
自分で、気遣っていけばいいんだから。
急にできっこないんだから、いいの。
せっかくさ、あなた、一日かけて、あんな小道具作ってきてさ。
あれは、振り回すことが目的じゃなくてね、
こういうことに気づくためのものなんだよ。」

泣きそうになる。鼻の奥から嗚咽がこみ上げそうになるのを
おさえるのが精一杯。

私は、日本舞踊が大好きです。
踊るのが大好き。
どの踊りも大好き。
師匠も大好き。


でも私は、今、私が嫌いです。


思い出した。10年前に、殺陣の師匠、高瀬先生に言われた言葉。
「あみちゃん。あみちゃんはルームランナーに乗って
走ってる人みたいだ。
自分は努力して、沢山汗かいてるけど、周りの景色は変わってなくて
本人は前に進んでない。
そろそろルームランナーから降りなさい。
ゆっくりでいいから、しっかり景色を見ながら前にちゃんと進みなさい。」

私、何も変わってないじゃないか。10年前から。

前に進みたい。進みたいです。


この「大嫌いな私の本質」と、これからどう付き合っていったらよいのか。


何かを。何かをつかまないと。何かを。
誰かに貰うんじゃなくて、自分で。


苦しくて、悲しくて・・・・・・一人泣き。
この涙を越えて、何かをつかみたい。


絶対に、あきらめたくないです。

あきらめたくないから、ここに記しておきます。


自分への、「誓い」のためにも。

2005年6月10日 (金)

またまたきました

えりちゃ~~ん!!ええええ~~~~ん(T^T)
(ちょっと叫んでみた)

またまたきました。
大きな壁が。
「第二次大きな壁」と名づけましょう。


第二?じゃあ第一次はなんだったの?
ってことになりますね。

第一次大きな壁は・・。


「背が高い」→「腰を人一倍落とさなくてはいけない」


この大きな壁のときの最大の難所は
「落とすこと」そのものより、
「落としながら、踊る」ということでした。


つまり、力さえ入れれば、誰でも腰を落とすこと自体は
簡単なんです。
しかし、私たちは、そのまま、「踊る」ことが大事なわけです。


「ねえ、腰を落とすのは大事だよ?でも、
そんな力いっぱい膝でおさえつけたら、
動けないでしょう?あなたの目的は?
踊るのが目的だよ?膝を曲げるのが目的じゃないよ?
本末転倒しないでよ?」


でもでも・・・・先生・・
ここまで落とさないとカッコ悪いですよね・・?


「うん。そうだね。」


私・・・ここまで落とすにはこれだけ力を入れないと落とせない・・
でもそうなると、確かに足が動かない・・


「・・・そうだねえ・・そういう段階なら・・
 今は・・・仕方ないのかな・・
 自分で工夫して、なんとか、克服して」


これは、まだまだ克服の域には達してませんが
やっとこさ師匠に
「自然に落とせるようになったよね。動けるようになったし。
 まあ、なんとか、見られるようにはなってきた」
というお言葉を頂戴できるようになりました(T^T)

そして、第二次大きな壁がどっか~~~んと
私の前に登場しました。


「肩」。


私は生まれつきの体型が「いかり肩」です。
肩パッドがいらない肩。
洋服を着るには大変結構な肩の線です。


しかし・・・踊りには・・・こいつは・・・こいつは・・。

日本舞踊を美しくみせるには
なで肩は必須です。

私がイメージする「理想のかたち」というのがあります。
「このポーズは、かくありたい」という理想。
いつも心の中で、そのイメージの通りになっている
「つもり」で踊っています。


先日、鏡を見ながら「相模蜑」を踊ってみたときのこと。

がびちょ~ん!なんですかこれはあ?!
違いますよ?イメージと私、違いますよ?
ヘンです。カッコ悪いです。
何これ。いくらなんでもへたっぴ過ぎ!


何がおかしいの?!
あ!!!!!

「肩だ・・・・・」


今までも・・・ずっとそうだったはずだけど・・・
ただ、手が少ない踊りの場合には
「肩を落として、なで肩に見せる」ための
「時間の余裕」があったから、そんなに目立たなかった・・


しかし
今回の「相模蜑」の振りは、
もう次から次に押し寄せる波のような手数。
おまけに小道具に頼れない手踊りの部分が多い。


私の「肩」の欠点があぶり出しのように出てきたのだ!!


まずい。まずいよ。この肩。
台無しだ。せっかく腰がしっかり入っていても
この肩で全部台無しだ。


なで肩をきっちり作って踊らなくては。


いかり肩をなで肩に見せるには、ぐっと力を入れて下げなくてはならない。
すると、首や、腕に余計な力が入ってしまう。
踊りが硬くなる。


師匠:「腕のこのへんとか・・・このへんとかにさ・・・
   (上腕部を指差して)
    なんか余計な力が入ってるんだよね。
    もっと、軽く。軽く踊ろうよ。力抜いてさ。」


私:「先生・・・実は・・・肩を落とそうとすると、
   腕にも力が・・」


師匠:「なるほど・・・。そういうことも、あなたが
    あんなに息が上がっちゃう原因なのかもね。
    だって、腰は落とせるようになったもんな。
    そんなに、必死に力を入れなくても、自然に入るようになってきただろ?」

私:「そうですね・・・以前よりは・・・」


師匠:「なのにあんなに息があがって、力が必要ってことは
    そういうことも原因してるんだろうね。
    力をいれなくても肩を落とせるようにならないといけないね」


私:「今・・・こうすると(肩をなで肩に作る)・多分、これは正しい肩ですよね?」


師匠:「うん。」


私:「私、もう、肩にすっごい力入れてるんです。
    で、こうすると(なで肩作ったまま手をあげる)もう、痛いです。すごく。」

師匠:「うん。」

私:「でもこうじゃ(なで肩をやめて力を抜いて普通に手を振り上げる)全然ダメでしょう?」


師匠:「うん。ダメだね」

私:「肩があがって見えると、全部台無しですよね?」

師匠:「うん。そうだよ。」

私:「・・・・どうしよう・・・・・・・・・・・!力を抜くと台無しだし
    肩を落とすと力が入ってしまう・・!どうしよう!!」

私、すごく叱られてるわけでもないのに
涙がこみあげそうです。

師匠が穏やかなお顔でおっしゃいました。


「あせりなさんな」

「あせりなさんな。
腰のこと、考えて見なさいよ。
そういう風に腰入れて、踊れるようになったのって
なんか、理由とかきっかけがあった?

ちがうでしょ。お稽古を繰り返す中でいつの間にか
見つけたんでしょう?

そういう風に、肩のこともちゃんと見つかるよ。

ただし、漫然とやっていても見つからないよ。
工夫していかないとね。


ぐっと力を入れなくても、肩が落とせるようになるコツが見つかるよ。

僕だってね、大変だったんだよ。肩のことは。
今だって、言われるよ。
肩があがる悪いクセがあって。


僕だってそれだけ苦労したんだから、
今も、苦労してるんだから、
あなたがいきなり、それをできるようになるってのが無理な話だよ。


けれど、できるようにならないとね。

こればかりは、僕にも教えられない。
肩を落としなさい、としか言えないから。
体型は変えられないし。

どういうふうに落とすか。
自分の工夫しか、ないんだよ。

僕も、あなたも、なで肩にはなれない。
でもなで肩に「見せる」ことはできるわけだから。


がんばって、見つけていく、ってことじゃないかな。」


ものすごい壁の登場。


めっちゃめちゃ凹んでます。


だけど、特効薬なんかない。

自分で、見つけなくては。


力を入れなくても、なで肩を作る方法。
ソレが見つかれば、きっと今より、軽く、やわらかく踊れるはずだ。

見つけなくては。


いつまでもいつまでも、へたッぴでは、いたくないもん。(T^T)

2005年6月 4日 (土)

年齢と筋肉の戦い

自分のお稽古で、一曲、通して踊ると、
汗と息切れ、すごいです。


初めての浴衣浚いの「浅妻船」のお稽古のときも
初めての本舞台の「藤娘」のお稽古のときも
その次の浴衣浚いの「田舎巫女」のときも
そして、今、「水仙丹前」も「相模蜑」も。


本気で、「舞台で踊ってるつもり」で踊ると、
本当に苦しくて、
最後のポーズをとって、曲が終わって、
師匠が「ハイ。いいよ」と仰った瞬間、
「はあああっ!!」としゃがみこんでしまいます。


「藤娘」のツボあわせのときも、しゃがみこんで、
三味線の杵屋裕光さんに「あらら~~くたびれちゃったの~~?」と
笑われました(T^T).
下浚いでは、「ありがとうございました」の声が
まったく出なくて、「はりはほーほはいはひた」みたいになりました。
「田舎巫女」の下浚いでは、倒れこんで、
先輩方に「あれも振りのひとつかと思った。あんなの見たことないから」と
呆れられました。

確かに、私のようになる人を、私自身見たことがない・・。


先日も「水仙丹前」をお稽古していて、
後半、毛槍になってから、師匠がほとんどテープを止めなかったため
本当に苦しくて、最後、「いいよ」を合図にしゃがみこみました。
声もロクに出なくて、汗がぼたぼたと床に・・・。


師匠が、大先輩の名取さんに話しかけます。


師匠:「ねえ?水仙丹前ってさ、こんなに大変な踊りだったのか?って
    びっくりしちゃうよね。」
先輩:「あはは。そうですねえ。」
師匠:「実は、大変なのかなあ、この踊り。ははは。」


・・・・そうなの?


私:「せ、せんせいっ・・・はあはあ・・あの・・はあはあ・・
   私が、私が、おかしいんでしょうか」

師匠:「え?何が?」

私:「私は、はあはあ、どんな踊りでも、はあはあ、通して踊ると
   こうなってしまうのですが・・はあはあ・・・
   私にとって、はあはあ、楽な踊りなんて一つもないんですがはあはあ」


師匠は笑顔で・・・・


「あれだけつめて踊れば、そうなるよ。べつにおかしくはないよ」


でも先日は、ある、最近お稽古にいらしてる年配のお弟子さんに
「あなた、体力ないのね」って言われました。


そうなのかな?


だって、だって。


腰をあれだけ落として、しっかり入れて、
そのまま踊り続けたら、途中からホントに下半身は苦しい。
だけど上半身と顔にはその辛さは出せない。
顔は優雅な表情のまま、手はやわらかく、を心がける


一瞬でも気を抜いて、膝を伸ばしたら、
私のように背が高いと、台無しなのだ(T^T)
「もしかしてここは少しくらい・・?」と思った途端
師匠から容赦ない声が飛ぶ。

「のびない!!そのまま!」
「だめ!むしろ、もっと腰入れて!」
「せっかく腰が入ってるのにもったいない!はい!がんばる!」


うわあっ!くるしいよ~~!
思わず眉間にしわが入る瞬間がある。

私:「水仙丹前では普通こうならないんですか?
   ってことは私の踊り方が悪いのでしょうか?」
師匠:「踊り方はどこも悪くないよ」
私:「じゃあ、どうして私は最後にいつもああなっちゃうんでしょう」
師匠:「さあ~~。息してないんじゃないの?」
私:「息はしてます・・・。」
師匠:「じゃあ、年だ年。あははは♪」


年・・・・なのかな・・・・。
(もう冗談も通じない状態(^^;))


こんなに力を使わなくても
理想的な位置まで腰を落とせるようになれば
苦しくなくなるのだろうか。
でも年はどんどんとっていく・・・・。
いや、これは師匠の冗談のことではなく、
確かに私はどんどん年をとっていってるのだ。

年齢にともなう体力の低下のスピードと
私の筋肉が増えるスピードとの戦いのような気がする。


みなさん。
特に入門したてのお弟子さんや見学のみなさん。


私のお稽古を見ていただき、いつもびっくりさせてごめんなさい。
日本舞踊はこんなに苦しいものではないはずですので、
安心してください。


ところで、日本舞踊をなさってる方で、
私のようになっちゃう方、いらっしゃいますか?
最後のポーズで太ももが
ひでぶーになって泣きそうになる方・・・。(T^T)

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