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2006年8月

2006年8月31日 (木)

上がった~~♪

んんん!!
「舌出し三番叟」!
上がりました!!!

振りいれの初日が5/17。
3ヶ月半付き合いました。

6月の前半に振りが最後まで通って・・。

「師匠に立っていただかず、
最初から最後まで踊る」というお稽古を
2ヶ月半していたことになります。
振りが入った後の最長記録です。
(舞台のための演目は除く)


日本舞踊を始めてから、記念すべき「20曲目の御稽古演目」にふさわしい
内容の濃い御稽古をしていただきました!!

とにかくとにかく・・・。
師匠のお稽古は・・・・・細かかった・・・・・!
細かいところの隅々まで
まさに「修正」の連続でした。
しかも、それが毎回、次から次と
温泉が湧き出すようにドバドバ出てくるので
自分の不甲斐なさに、へこみまくりでした。


「思い込み」でいろんな誤解をしている動きが沢山ありました。
お扇子の持ち方に問題があることを見つけていただき
本当によかったです。

そして「修正」がある程度進んだ後の
「踊り」を「無言で」見つめられるときの
あのプレッシャー・・・。
何度か日記に書いていますが
「うーん。慌てて見えるんだよねー。そんだけ。」
「うーん・・・なんというのか・・・うん」
「頑張ってねー。」
というお言葉に込められた私の欠点のご指摘は
かなり厳しいものがありました。


「慌てて見える、ってことについては、
そうならないように踊って、ということだから」


「そうならないように」を見つけるのは自分。
自分ではまったく慌てていないので、
「そうならないように」をどうしていいかわからず・・・。
「そうならないように」は簡単に見つかるわけもなく、
ただただ、もがいていました。
これは今ももがいています。
多分、できていません。


でも、「今日でおしまいね。これ」という師匠の宣言のもと、
始まった「上げ浚い」の御稽古は
これだけもがいた結果だったのか
今までの上げ浚いのなかで
一番、気持ちよく踊れました。


小さなご注意はありましたし、
できてないことは沢山あると思いますが
「師匠から今までいただいたお言葉」に対して、
自分なりの集大成のつもりで踊りました。
多分、私なりに「丁寧に」踊れたのではないか、と自負してます。


踊ってる最中に、
師匠から、本当に久しぶりに
「そうそうそう!」というお言葉を聞けて嬉しかったなあああ♪(T^T)
「ああ、今、私、それなりにいい動きしてるんだー(T^T)
うれしいよぉ~~!」って感じでした。

そうそう。
先週の御稽古の終わりに
師匠が、ニコリともせずにこんなことをおっしゃいました。

「うん。そんな感じだろうね。
・・・・あれだけ注意したんだから、そりゃそうでしょう。
あれだけ言って、今直ってなかったら・・
頭が足りない人ってことになるからね・・。」

まったく笑顔なしでおっしゃったので
一瞬、「叱られてる?」と思ったのですが、
よくお言葉をかみ締めてみると・・・・

これは、これまた、滅多にいただけない
「褒め言葉」だったのだと(T^T)。
ううううう。これもうれしい・・・・・。


ここまで濃いお稽古を繰り返していただけたことに
今になってじんわりとした幸せを
かみしめています。


気持ちよく上げ浚いをさせていただき、
師匠に感謝です。
気持ちよく上がれるまで、仕上げていただいたことに
感謝感謝感謝です。


次のお稽古から、新しい演目になります。


これまた私にとって、かなりのチャレンジ!
しかし、大好きな演目!


踊りますよ!楽しんで苦しみますよ!!!

2006年8月26日 (土)

アナザーカンパニー「日本舞踊の世界」

本日、
松本幸龍先生主催の
「アナザーカンパニー」の公演を見てまいりました♪
拝見するようになって3年。
この3年は毎年お伺いしております♪


だって。この公演。
何度も日記になどに書いてますが・・

もんのすごい「お得」な舞踊公演なんですもの!!


まず!
出ている人が若手の一流舞踊家ばかり!
その芸がたっぷり見られる!

そして!
日本舞踊や邦楽をさまざまな角度から解説してくれて、
それがとっても楽しい!!
毎回いろいろテーマは違うのですが、
演出&司会進行&舞踊出演の3役をすべてこなす
西川扇与一先生の軽妙かつ、シャレのきいた語り口で、
いつも会場は笑いが一杯!
ホントに楽しい♪

さらに!
これだけ楽しませていただいて、
3500円のチケット代金って!
安すぎる!
こんなお値段で、こんな芸をみせていただいてすみませんっ!てなもんで!


膝の治療に時間がかかった影響で
開演30分経過のところで会場に着いた私・・・
丁稚と黒髪を見逃した・・・(涙)

とってもよかったらしい・・・。

その後、
邦楽演奏と、「流星」(解説と本舞台)
を堪能♪(^-^)

何せ、大好きな花柳寿太一郎先生と扇与一先生の
共演の「流星」ですからね~~♪
解説の舞台も面白かったし、
本舞台も見ごたえ十分でした!

明日が千秋楽です。
お時間ある方は、足を運ぶ価値大ですので
ぜひぜひ!


詳細は

幸龍先生のHP
で!!!(掲示板に記載があります)

---------------------------------------------

【終演後】ロビーにて。

絢也:「寿太一郎先生~~♪かっこよかったです~♪」

寿太一郎先生:「おっ。あみちゃん~~♪
          途中で、あーあみちゃんがいるなーと思ってたんだよ~~。」

絢也:「舞台の上から気が付いておられたんですか?
    あら(^^)光栄です♪」

寿太一郎先生:「わかっちゃったよ~~。着物の人、今日少ないから目立つよー。」

絢也:「ウチのお稽古場に寿太一郎先生のファンの子がいるので(事実)、
    写真を撮ってもいいですか?」

寿太一郎先生:「いいよいいよ(^-^)」


ぱち。
Pic_0433

絢也:「(画像を見せる)こんなかんじで・・」

寿太一郎先生:「おっ♪いいじゃんいいじゃん。これオレも欲しい♪あとでメールで送って♪」

絢也:「はーい(^^)。あ。じゃ、私とツーショットもお願いします♪」


ぱち。
Pic_0435

ちょっとピンボケ(^^;)になっちゃったけど、
でもいい記念に(^^)。

扇与一先生登場。

扇与一先生:「あみちゃーん(^^)」

絢也:「あ、扇与一先生♪とっても今回も楽しかったです!
    3500円のチケット代、安すぎですよ。
    こんな値段でこんなに楽しめて、大満足です!」

扇与一先生:「あみちゃん。イイコト言うねえ!!いいねいいねえ!
         もっと言ってもっと言って!あちこちで大声で言って!」

絢也:「言いますとも(^0^)!あ、扇与一先生の大ファンの
     友達がいる(事実)ので 写真よろしいですか?」

扇与一先生:「おっ♪いいよいいよっ♪」


ぱち
Pic_0432


絢也:「あら。これも素敵に撮れましたね(^-^)。じゃあ、
    扇与一先生ともツーショットお願いしちゃいます」


しかし。

ツーショットにはなりませんでした(爆笑)

もう私の顔は耐え切れず爆笑です。
ぱちPic_0434

写真を撮ってくださった方(三味線演奏の女性)が、笑い転げて
「いいわー。すごくいい写真になったと思うわー」と
喜んでくださいました。

わははははは!
お二人とも、お顔が怖い~~~(>▽<)

それぞれの写真を扇与一先生にお見せしたところ・・・


扇与一先生:「よしっ!あみちゃん、今夜中にこの写真、全部
        HPにアップだ!」

絢也:「え?載せてもいいんですか?」

扇与一先生:「いいよいいよ大歓迎だよ。その代わり、今夜中!!
         絶対に今夜中ね♪」


なるほど!
わかりました!私のつたないサイトですが、
これをご覧下さり、興味を持って、明日の千秋楽を
見に来てくださる方がいるかもしれませんものね(^0^)!


合点承知!!!!


ということで、今夜中にアップしましたです。
師匠の大切なお仲間である、
アナザーカンパニーの皆さまのお役に立てれば本望です!


東京近郊の方々。
ホントに、見る価値ある公演です。
ぜひぜひ、足をお運び下さい!!


11月にも赤坂で公演があるとのこと。
こちらも見逃せませんぞ~~。

----------------------------------------------
「寿太一郎ファン」のMちゃん。
「絢也さん!トリタテホヤホヤ過ぎて湯気が出そうですよ!
早速待ちうけ画像を変えます!」

「扇与一ファン」のYさん。
「今すぐ待ちうけ登録するっす!
落ち込んでいたんですが、一気に元気に!
藤間絢也さま大明神さま~~」

ふたりとも、案の定待ち受け画像に・・。

・・・・・コアな日本舞踊フリークは
私だけではない・・・・・・・。
(私の待ち受けは・・・・師匠と多智雛さんと私の3ショットだったりする・・・)

2006年8月25日 (金)

宝物

B283

「藤娘」です。
「かがみやま~」のクドキ。
塗り笠を使った踊り。出のところ。

私のお気に入りの写真です。


ミクシイの「日本舞踊辞典」のトピックスに立ってる
「藤娘」ネタ。
(※ミクシイってなんじゃ?って方は軽くスルーしてください(^^;))
ここにはしばしばカキコミをしておりますが
カキコミしつつ、熱くなってる自分がおります。

お稽古場の同門のお弟子さんたちにも
「いつか藤娘を本舞台でやりたい」という方は
私が知ってる限りでも、何人かいます。
私自身、「これが本舞台でやれたら死んでもいい」くらいに
憧れていました(今、生きていますが・笑)。

「藤娘」
強い憧れを持たせる力を持った、不思議な踊りです。

振りは、手数もそれほど多くなく、覚えやすい踊りです。
初心者でも舞台で出せるのはそんな理由もあるからだと思います。


しかし、なんで、この踊りはこんなに、魅力的なのか・・・。


曲がいい、衣裳がいい、セットがいい・・・それももちろんのこと・・。

ところが見た目を超越した
苦しい踊りでもあります。
踊ったことのある先輩方も同じことをおっしゃってました。
「藤娘は、つらかった。」
そう、体力をものすごく使う踊りです。
師匠も「みんなそういうよね。藤娘はキツイって」。

しかし。
「藤娘」はいい。本当にいい。
人を幸せにするパワーが、この踊りには潜んでます。


藤の精の魔力?


今こうして時折写真を見ても、体がざわめきます。
恋をしているような想いにとらわれます。

そして、この踊りを、国立劇場で披露できた自分の幸せに、
涙が出そうになります。


演目との出会いは運と縁とタイミングがあります。
もしあの年、私より先に「藤娘を踊りたい」という方がいらっしゃったら
私は舞台で「藤娘」を踊ってないのです。
その次の会では、「藤娘」の方がしっかり決まってましたから、
そこでも踊ってないはず・・・

私は、運と縁とタイミングに、恵まれたのです。


日本舞踊で、しかも国立劇場のような立派な小屋で舞台を踏むとなると
それはそれなりに費用もかかります。
大変なことではあります。
コツコツと貯金すればしのげる金額ではありますが
それでも、普通の人から見れば、
「大丈夫?」と思うこともあるでしょう。
そんな心配をしてくださった方が、
私の「藤娘」をご覧になったあと、こうおっしゃったのです。

「よかったね。立派だった。綺麗だったよ。
 もう満足したでしょう?こんなふうに舞台で踊るのは
 これを最初で最後にしなさいね」

その方は、心配しておっしゃった・・・。
私はその方をとても尊敬して、大好きだった・・・・
でも私は心で叫びました。


「冗談じゃない。何を言ってるの?このひと。」


私は、日本舞踊から一生離れられない体になっていました。


私は、「藤娘」を踊って、
踊りの麻薬に取り付かれたのです。
「藤娘」じゃなかったら、こうはなってなかったかも・・・。


人生の中で、「宝物」と呼べるものが
いくつかありますが
私の中の、最大級の宝物の一つが
「藤娘」です。


こんな「宝物」を持たせてくれた
日本舞踊という世界に、感謝の気持ちで一杯になります。
「藤娘」を想うとき、私はいつも瑞瑞しい想いに満たされます。

きっとこの先も、私の心が曇りそうになることがあっても
「藤娘」が私を支えてくれると思います。


以前、師匠が、こうおっしゃってくださったことがあります。
師匠は覚えておられないかもしれませんが
私が勝手に「宝物」にしている師匠のお言葉です。
そして、このお言葉は、
その後のどんなときも私の心の中にいて、
師匠への感謝と尊敬の想いで私を満たします。


「あなたのあの『藤娘』は、僕が作った『藤娘』なんだよ。
だから、あれは、『僕の藤娘』なんだよ。」


師匠は、常にこういう想いで、
お弟子さんたちに向かい合っているんだ・・・・。
そのことを実感したお言葉でした。


このお言葉をいただいた私は、
後輩のお弟子さんたちに、こう伝えることができるのです。

「私たちは、お稽古を通じて、常に、達也先生に、
『作っていただいている』ことを
忘れちゃダメだよ。
だからどんな時も、
私たちは、『ちゃんと』していよう。
私たち門弟は常に先生のお名前を背負ってることを
忘れないようにしよう。
それが、先生に対する恩返しになると思う」


「藤娘」に出会って。
「藤娘」と付き合って。
「藤娘」を深く愛して。
「藤娘」とケンカもして。
藤の枝を憎んだり。
手ぬぐいを見るのもいやになりそうになったり。
そして「藤娘」への愛はもっと深まり。
それはイコール、日本舞踊への愛へと膨らみ。


まだまだ駆け出しの私ですが。

きっと遠い将来、私はこう言っていると思います。


「藤間絢也の原点は、藤娘、です」と。


そんな宝物を持っている私は幸せ者です。


みなさんの「宝物」は何なのでしょう。
それぞれの「宝物」。
とても興味が、あります。

2006年8月19日 (土)

へへっ♪

プチ、嬉しかったこと。

最近、
師匠が「お手本・立ちっぱなし状態」に入られる演目で、
テープの操作のお手伝いをします。

前にも書いたけど、これは
私にとってもとても勉強になる作業。
とは言うものの、
師匠の、テープデッキまで戻る労力を少しでも減らせたら、
という、弟子としての、想いが、もちろん一番なのですが♪

先週のお稽古のとき。
ある演目で
「○○まで戻して」といわれて、
「げげっ!」となったことがありました。

ところどころのカウンターは暗記するようにしてましたが
読みが大ハズレして(T^T)
○○のところがどこだかわからない!


そこを出すまでに時間がかかってしまいました・・。
あうう。


夜になって、キッチンで、師匠のコーヒーを入れていたところ
テーブルについておられた師匠がぽつんと。

師匠:「・・・メモ帳をね。」

絢也:「?はい」

師匠:「メモ帳とペンをね、持ってやるんだよ。」

絢也:「はい。」

師匠:「僕はあまり使わないけど、でもみんな
    テープ係をやるときは、メモ帳を用意するよね。
    ポイントポイントの歌詞とカウンターの数字を書いていくんだよ。」

なるほど。


師匠のアドバイスに従い、
先日のお稽古の際に、
「テープ係専用メモ帳」を用意していきました(^^)


「吾妻八景」の御稽古。
師匠がお立ちになったので、テープデッキの側へ。

ポイントポイントの歌詞を書きなぐって数字を入れる。
師匠の踊りも見たいし、ううむ、忙しい!

師匠:「では、少し前から、かえしましょう。」


ううっ!どこからかえすんだろう?!


師匠が私のほうをご覧になり、
「しのぶもじずり~~から。出せる?」


師匠が微妙な笑顔!「さあ、メモ帳の効果を見せてみ」ってところだろうか?!

ええっ?そんなに戻るのかっ・・?!
やばい・・っ・・


っっ・・・・と思いつつメモ帳をみたら
ちょうど「しのぶもじずり」でカウンターを拾っていた!

よかった~~!


そくっ、と巻き戻しして、

絢也;「はい、でます。」

師匠:「えー?(巻き戻し時間)そんなもんかあ?(ニヤリ)」

絢也:「はいっ!では、かけます」


カチリ。

へへっ♪


バッチリ~~~(^0^)

なんか、努力が報われたカンジが
とても心地よかった瞬間でした(笑)

-----------------------------------------------
御稽古日記少々。

師匠:「まるく踊って。まるく!まるく!」

師匠:「そこで、ふっ!と腰を落とす!すぐ次にいかない!
    はい、そこもふっ!・・はい、そこも!ふっ!」

「まるく」と「ふっ!」を沢山いただいた先日の御稽古。


師匠のお言葉のなかに
こんな一節もありました。

「まるく踊るってことと・・・・・。
それから、そのふっ!ってのが、自然にできるようになったら、
あんたの踊りがぐっ、と上にいくんだけどな。」


まるく・・・そして、ふっ。
か。

心がけよう!!!
(どうやったらまるく踊れるか、
どうやったらふっ、となるか、ってことは
自分で考えるんだぞ!)


師匠:「歩くのがヘタッピ


(T^T)

師匠:「やってごらん」

歩く。

師匠:「・・・・そんなつもりないんだろうけど。なんか慌てて見えるよね」

もう一度歩く。

師匠:「うん・・。そうやってゆっくりやればできるんだけど・・・
    踊りの流れの中だと、まだまだ、だね。」


師匠:「回るのがヘタ。いつも思うけど。なんで回るのがそんなにヘタかね?」

回る。

師匠:「なあんか、もたついて見えるんだよ。そのくせ
    慌ててるようにも見えるし。
    腰で回んなさい。腰を意識して、腰で。」

回る。


師匠:「んー。まあ・・・・ん。さっきよりはいいか・・。」

そしてちょっと師匠が面白いことを(笑)。


師匠:「笑え!」

絢也:「?!(意味がわからず)えっ?」

師匠:「笑えって言ってるんだよ!」

絢也:「????(ええっ??なんで今、笑う?!)??」

師匠:「すぐそういう泣き出しそうな顔をするなってこと!笑え!」


(^^;)あ・・・・・。

いろんな課題がどんどん出てくる中、
どうやら私は一瞬、泣きそうな顔をしてしまったらしく・・・・。

素直に・・・・ちょっとニコっと笑ってみた私でした・・・・
(言うことをきいて必死に微笑む私って一体・・・・・(^^;)・・)

2006年8月18日 (金)

がつーん(T^T)

先日の御稽古のこと。

とにかく心がけることは・・・・
今まで「こうやりなさい」と言われたことはちゃんとやる。
「こうやらないで」と言われたことはやらない。

その想い、プラス、音に乗って、気持ちよく踊ろう。

振りは、「思い出す必要がない段階」まで体に入ってくれたのだから
できることは沢山ある。


なんて心構えで踊りました。ええ。

終わって。

師匠のお顔を見たら。


笑っておられます。
しかもやたらにさわやかに。


なんだろう。この笑顔。


師匠:「まあ、まあまあまあ。」


いやな予感。

私に対して師匠が「まあまあ」という言葉を
接頭語に持ってくるときには、必ずオチがある・・・。


私の予感はいつも見事に的中します。


満面の笑顔の師匠は、こうおっしゃったのです。


師匠:「・・・・・頑張ってね~~。」

がっつ~~~~ん!!!!!!!(T^T)


師匠:「あとねー。踊りが慣れてきたから、どんどん踊っちゃうのねー。
    あまり、そういうふうには踊らないほうがーいいんじゃないかなー♪」


笑顔。


ああ。毎回師匠がおっしゃっていること。言い尽くしていること。
今回の師匠のお言葉に全部含まれている。
もう師匠は、「私がそれを全部知っている」からおっしゃらないだけ。


「みんなあんたが知ってることばかりだよ。
でもまだまだ全然。だから、頑張ってねー。」


たぶんそういう笑顔・・・・・。


怖いお顔で叱られるより、ショックを受けてしまった私。
無言で師匠のお顔を見つめたまま、舞台の上で正座。

師匠:「なあに?(笑顔)」

絢也:「いいえ。」

師匠:「なあに?いいよ?特別ボーナス(笑)。何か言っても。」

絢也:「・・・・・・(何か言いたいけど言葉がみつからない)・・
    ・・・・いいえ、何もありません。」

師匠:「そう。ま、ボーナスって季節でもないか。お中元も終わっちゃったしね♪」

師匠の笑顔のまま、お稽古は終わりました。
お辞儀をして、師匠は、休憩しに、リビングのほうへ。


舞台の真ん中。しばらく正座のまま動けない私。


師匠に言われたことが、全部、今できていたら。
私は「天才」ということになるでしょう。
私は「天才」じゃない。むしろ、「鈍才」。
ならば、今、できていないことが当たり前であって、
だからこその師匠の「頑張ってね~~♪」だったわけで。

でも、なんでしょう。

なんだか、なんだか、自分がとてもとても不甲斐なくて。
なんだか、なんだか、自分がとても情けなくて。


ある日、師匠に請う言われたことがあります。


師匠:「あなたには、『どうやればいいか』っていうやり方は
    全部教えてきたし、あなたもそれをもう『知ってる』。
    長い時間かけて、口がすっぱくなるほど伝えてきたでしょう。
    だから、『できないんですがどうしたらいいでしょう?』っていう質問を
    あなたからされると、『何を今更?』って、思うことはあるよね。
    「どうしたらいいか、知ってるでしょう?もうそういう段階じゃないでしょ」ってね。
    動きの「意味」とか、そういうことは、いつでも訊いてもいい。
    僕が知っていることは全部教えてあげる。
    でもあんたからの『どうしたらいいでしょう?』は、もう聞かないよ(笑)。
    自分で考えなさい。」


知ってる。師匠が、みんな、伝えてくださっている。
これでもか、と細かく、私の踊りをよくするためのいろいろなことを。


「どうしたらいいでしょう?」はもう口にできません。


「こうすれば、あなたの欠点は、ぜ~~ぶ直りますよぉ」という
魔法の言葉は、ないのですから。


「どうしたらいいでしょう?」の答えは
自分で見つけるしかないのです。
自分の工夫の中で。
そして、必ず、師匠は、私の工夫の中から、
正しい方向に引っ張り上げてくださいます。


わかっていますわかっています。


だけど、私は、工夫の仕方もよくわからなくなっていて、
とっても弱虫になってしまったのでした。
もしかして、私のやってることは
「ルームランナー」の上でピコピコ汗をかいているだけで、
全然景色が変わってない、というのと似ているのではないだろうか・・?

いや。そんなことはない。きっと、ない。


「頭で考えても無駄。とにかくとにかく、
踊るしかないのよ。
ひたむきに、とにかく踊りなさい。お稽古しなさい。
ある日、『あれ?!』って見つかるときがくるから」


とは、お世話になったK先生のお言葉です。


そのことも・・・・・
わかっているのに。
・・・・・・・・・・・・落ち込んでしまうことがあります。


この日は、そんな日になりました。


久々に、しばらく廊下の隅っこで膝を抱えて落ち込んでしまった私でした。


「大丈夫だよ」と。
「君は間違ってないよ」と。
誰かに、そう言われたい。
頭を優しくなでられたい。
そして、ぎゅっと抱きしめられたい。

そんな気分にちょっと似てる(笑)。

【おまけ】
※ちょうど落ち込みがピークになったときに
お稽古にきたイケメン俳優の岡本くん。
膝を抱えてうつむく私に「大丈夫っすか?!」
ああああ。心配させてごめんね(T^T).
(でもその後、岡本くんと、熱い芸能界トークを展開してしまい、
なかなか楽しかった♪彼もいろいろな模索をしつつ
芸の道を歩いております。
岡本君については私のHPのリンクから、どうぞ~~♪)

2006年8月14日 (月)

あっ!

昨夜は、 珍しく携帯を鞄に放りっぱなしにしてた。
今朝取り出したら着信記録が!


あっ!

画面に出る 「恵里(花柳多智雛)」の文字!!


無事に帰ってきたー!!

嬉しい!\(^O^)/ 待っていたよおー寂しかったよお!

普段も、下関と東京だから、 気軽に会えるわけじゃないけど(^^;)、 でも軽く電話できないほど 遠く離れると、やっぱり、ね。


お帰りお帰り! すげえ強くなって パワー倍増したんだろうなあ!


お帰りっ!

多智雛っ!(大向こう風で)

今更変な疑問(笑)

今でこそ、 藤間のお名前をいただき 日本舞踊に生活をそそいでいる私ですが…

義務で始めたので 元々全く興味がなく(^^;) お稽古を始めた直後くらいは 「適当に真似事ができたらやめちゃおう」 などと思っていたのでして…(^^;)

ってことで やってるうちに好きになっちゃった私にとって 素朴な疑問が。


皆さんなぜ日本舞踊をやりたいって 思うんでしょう??


私が言うの、すっごい変なんですが(笑)

何を求めて、習おう!と思うのかな。


何にも求めてなかった私には 結構不思議なのです。

2006年8月12日 (土)

夢。ゆめ。YUME

私には、夢があります。
でっかい夢です。
簡単に手にする人もいるかもしれない・・・・
でも私には・・・・・・・・果てしない・・・・・。

その夢のことを具体的に・・・
細かく詳細まで知ってるのはたぶん
親友の花柳多智雛さん、ただひとり・・・・・・
・・・・・・・・・・でした。

でした。
ん?
過去形?!

私の夢を、知るひとが、もう一人、増えてしまいました。


あと、何年かは、言わないつもりで・・。
いたのですが・・・・・・・・。

本当にひょんな話のきっかけで、
私がずっと心にしまっていた「夢」を師匠に告白することになっちゃったのです(^^;)。


師匠は四方山話の流れで、
完全に冗談をおっしゃったのでした。
満面の笑顔で
「まさか、○○○○たいのぉ?(^▽^)」


うわっ!!


おそらく、私が「まっさか~~♪そんなわけないじゃないですかあ~」と
笑って返すことを想像なさっていたんだと思います。


しかし、師匠の質問が
私の「夢」に、ものすごい「図星」にヒットしたので
私は思わず、ぐっ、と黙って師匠のお顔を凝視してしまったのでした。


師匠:「え?」

絢也:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。あの・・・。」

師匠:「はい。」

絢也:「・・・・・・・・・・実は・・・・・・・・・・・・。」


私は、想いを告白しました・・・・。

師匠は・・・なんておっしゃるだろう。
絶対無理だから、そんなことを考えるのはよしなさい、と
おっしゃるだろうか・・・。


師匠はまっすぐに私をご覧になり、こうおっしゃいました。


師匠:「いいよ。目指しましょうよ。」


え。目指してもいいのでしょうか。本当に?
私には無理ではないでしょうか?


師匠:「無理じゃないよ。いいよいいよ♪うん。やりましょう。
     あと何年かしたら、やりましょう。」


漠然とした夢が
夢としての「カタチ」になった瞬間でした。


「なあんてことができたらいいな~~」から
「それができる、ってことを目指していく」に変化した瞬間。

夢が「具体的な目標」になった・・!


私は今までの自分の「夢」ことを師匠に伝えました。

絢也:「藤娘を本舞台で踊るのが夢でした。
    それが国立劇場だったら死んでもいいって、思ってました。」

師匠:「藤娘、踊ったじゃん(笑)(笑)生きてるじゃんよ。
    死んでもいいって言ってたなら
    なんで生きてるんだよっ(笑)」


絢也:「(T^T)そしたら次の夢が・・・・
    名取さんになりたいと思うようになりました・・・。」

師匠:「なってんじゃん(笑)」


絢也:「(T^T)名披露目を国立劇場でできたら死んでもいいと思うようになりました・・。」

師匠:「(笑)(笑)名披露目、国立でやったじゃん。
     なんで生きてるんだよっ(笑)」

絢也:「(T^T)一つ実現すると新しい夢が・・・・・」

師匠:「強欲、だねえ(笑)ははは。
    うん、しかし、まあ、いいよ。そういう野望を持つってことは、
    悪くない。うん。」


そして、私は、本当は大きな3つの夢があることを
お話いたしました。


一つ一つ、実現すべく、頑張りましょう、と
師匠は笑顔でおっしゃいました。

私の、道が、目の前に、長く伸びていくのが見えた気がしました。

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どの夢も、決して簡単ではなく。

実現は困難で。

また私は夢の囚われ人になってしまい。

苦しく、そして、呪わしい思いにさいなまれつつ

夢に向かって歩くことヘのトキメキを抑えることができず

たぶん必死に生きていく。

間違いなく、何度も泣く。
間違いなく、夢を持った自分を呪い、
苦しくて、胸をかきむしるような思いに襲われる。
夢を持った孤独に、どこまで耐えられるか、
想像しただけで怖い。
またこれが始まるのかと思うと
憂鬱のほうが強いかもしれない。


だけど私はすでに
「絶対に無理」と思っていた夢を3つもかなえてしまった。
何度も泣いて、なんども胸をかきむしって
孤独に膝を抱えて震えながら
かなえてしまった。

かなった瞬間の甘美な幸福を知っている私は
もう引き返せない。

麻薬だ。

夢を実現していく、という麻薬。

この麻薬から逃れられない。


こういう人生は果たして幸せなのだろうか?と思う。

のんきに暮らせない。もう2度と。

それはほんの少し、不幸なような気もする。


でも出会ってしまったのだから。
もう仕方がない。

私は私の夢という大きな渦に巻き込まれながら
生きていくしかない。

2006年8月11日 (金)

「一所懸命が、出なくなったら」

そろそろ「舌出し三番叟」の千歳のお稽古も
終わりの時期が近づいてまいりました。

この演目のお稽古を、
これだけじっくりやってくださったのには
理由がありました(T^T)。
師匠、本当にありがとうございます。
とってもとっても感謝です。ううっ。
ものすごい濃い内容の御稽古を本当に本当に
ありがとうございます!!!!!!!


師匠より、次の御稽古演目の提案がありました。
師匠:「次、○○○○○やるか。」
絢也:「はい。」

○の中身は実際にお稽古が始まったらのお楽しみ(?)に致します(^^)
ちょっとワクワクです♪
(結構ウレシイ。やってみたかったんだ~!)


「舌出し三番叟」の千歳の御稽古。
本日のテーマは
「自分の首や腕が、もっと太くなった、というカンジを出してみて」でした。


「もっと腕をもっと膨らませて!」
「首が太くなった、と思って!」


私の動きや決まりのポーズの
あらゆるところで、このご指示が飛びます。

私の踊りの、特に腕の「空間のとりかた」が小さいために
「華奢に見える」という欠点を
修正するための御稽古。


なんとバランスが難しいんだろう!!


以前のお稽古のとき、
「上半身と同じ気遣いをしてないから
下半身が弱い。アンバランス」と言われ、
下半身に気を遣うことに専念してきました。

そして、今回いただいたご注意は
「それだけ下半身に力が入っているのに
上半身が華奢。アンバランス」。

ひええええ。微妙な加減がわからない!!!


師匠:「ところどころ、いいカッコするんだけどねえ。
    でも、なんか、ちょちょっ♪としちゃうんだよね。
    もっとこう、全体を膨らませてくれないと。
    腕にさ、子供のころプールに入る時に
    こういう浮き輪みたいのはめるじゃない?
    それがはまってるみたいなカンジを出して欲しいんだよ
。」


はひふへほ~~~(意味不明の叫び)!!!


へなちょこ男からなかなか脱皮できないのは
そういうところかあっ!

師匠:「首がうんと太くなったようなカンジもね」


むむむむ!


・・とそんな感じでつけていただいた
本日のお稽古も内容ぎゅうぎゅうの濃~いものでした。


と、さて。
来年、またまた「地方演奏の浴衣浚い」があります♪
楽しみです!
私が踊る演目について、師匠とお話をしました。


師匠が挙げてくださった候補は現状二つあります。
でもまだわかりません。
それ以外のものになるかもしれません。
「次の演目のお稽古をしてる間にゆっくり考えましょう」ということになりました。


私の現在の力ではまだ無理、という演目があります。
師匠:「○○○とか△△とかはね・・。
     あんたの踊りから『一所懸命』が取れればね。
     難しいながらも、踊ってもいいと思うんだけど。
     今のままでそういうのを踊ったら
     『一所懸命でした』だけになっちゃうからな。

     あんたの踊りのなかに『一所懸命』がでなくなったら
     踊れる踊りはい~~っぱいあるよ


ううわっ!!!!!!!!!

師匠:「もちろん、一所懸命踊るんだよ?それは当たり前。
    一所懸命踊ってくれなかったら困っちゃう。
    でもさ、それが、表にでないようになってくれないとね。」


うわあああああああああああ!!(T^T)

そうですとも!
私はいつだって一所懸命・・・・・。
それはとても大事・・・大事だけど・・。


いつか「一所懸命」が表に出ない日はくるのだろうか?!


絢也:「せんせい・・・それって、いつのことなんでしょう・・・・(T^T)」

師匠:「さあねえ。それは僕にはわかんない。
     明日、急に、かもしれないし、何年も先かもしれないし。」


そうなのだ・・。

舞台を踏むたびに、お客様から頂く感想の中の
いくつかに、必ず、この言葉はあった・・・・。

「一所懸命さが伝わって、感動した」とか
「一所懸命で、とってもよかった。」とか。
みなさんは本当に褒めてくださって、
とってもありがたくて嬉しかったけど・・。


一所懸命がお客様にバレちゃあ、だめだなあーと思っていた・・・・
・・・やっぱりそうか・・・・。


「一所懸命が表に出ない一所懸命」


目指すもの、身につけなくてはいけないもの・・・
・・・・・・・・・次から次へと・・・・
こんこんと湧き出す泉の水のようです。


「師匠」という、こんな素晴らしいお手本が、
いつもいつも目の前にいてくださるのだから。
その師匠の踊りを、いつも
穴が開くほど見つめているのだから。
きっといつか、つかめる!


自分を信じて、精進していこう!

自分が信じられなくても
師匠を信じて。

あー。でも一体、いつなんだろうなあ・・・。
一所懸命が出なくなるのは・・。

2006年8月 4日 (金)

御稽古かばん♪

御稽古かばんは決まっています。
去年の夏に
「遅い誕生日プレゼント」(おいおい。私の誕生日は12月だ~!)として
いただいたかばん。
非常にコンパクトでポケットが沢山あって使いやすいので
御稽古のかばんは「コレ」限定です。Pic_0413


この小さなかばんにこれらのものが入っています
Pic_0409
帯枕、帯板、ヒモ類、お扇子2本(師匠からいただいた手ぬぐいに包まれている)
浴衣2枚、下着類、帯、足袋。
汗拭き用手ぬぐい2本、お稽古用手ぬぐい2本(なんとなく2本持っていく)
・・などなど


黄色い風呂敷包みの中身はコレPic_0410
浴衣、ステテコ、裾避け、肌襦袢、全部2つずつ、
帯揚げ、帯締め
紗献上の帯


浴衣でこういう風にくるんでしまいます。
Pic_0411
で、黄色の風呂敷につつみます。
するととってもコンパクトにまとまりますし、
浴衣もシワになりません。
すっぽりあのピンクのかばんにはいります♪


帯板や帯枕は、冬なら、お稽古場においていってしまうこともありますが
この季節は、これらも水分含みまくりになるので
お稽古場においておくと、新生物が誕生しかねません(T-T)。
なので、しぶしぶお持ち帰りです。


このかばんへの収納の仕方は師匠に教わりました。
なのでウチのお弟子さんたち、みなさん、かばんへの収納が
すごく上手です。


ある日みんなで帰り支度をしてて、広々と荷物整理をしてるとき
師匠が感慨深くおっしゃいました。
「みんなさあ・・・浴衣をたたむのも精一杯だったのにね・・
 そうやっていつのまにか、ちゃっちゃかちゃっちゃか整理して
 それだけ見事に小さくまとめられるようになったんだもんなあ・・・。
 こういうみんなの姿を見ると、感慨深いものがあるよね。」


多くのお弟子さんが
一人で浴衣を着たことがない、という状態で入門してきます。
畳み方も知らない、という状態で入門してきます。
畳み方を教えてもらっても、最初は時間がかかって、
帰り支度が一苦労、でした。


それが、いつのまにか、ちゃっちゃと一人で浴衣を着て、
ものすごい勢いで荷物をまとめられるようになります。
みんな、比較的小さめのかばんを使っているので
コンパクトにしなくてはならない=きちんと畳まないとかばんに入らなくなる
ということなので、まるめたりせずきちんと始末します。
偉いです(^-^)


そうやってみんなが「踊り以外の部分」でも、
成長していくのをご覧になるのは
師匠にとっても嬉しいことのようです♪


こういうことがちゃんとできる、ってことも
日本舞踊を習うことの、「意味」の中に含まれていますものね。

自然に、いろんなことを身につけさせていただき、
しかも、踊りは楽しい、ときてるんですから、
日本舞踊は最高です。


「世の中の人・・・みんな日本舞踊をやればいいのに・・・
こんな面白いもの、なんでやんないんだろう・・・・」
これは、電車に乗っている人々を見回して
ぽつんとつぶやいた、まなちゃんの言葉です。

絢也:「そうねえ。まなちゃん。
    でさ、日本舞踊をやらない人は、この楽しさを知らずに
    人生を送るんだよね・・。もったいない・・。」

まなちゃん:「もったいないですねえ。ここにいる人、ほとんどの人が
        日本舞踊を知らずに一生を終えていくんですね・・。」

絢也:「あたしたちは、よかったねえ」

まなちゃん:「ほんとーによかった!!!」


見ず知らずの人様を勝手に「もったいない扱い」して大変失礼ではございましたが(笑)
私たちの「ホンネ」ってことでお目こぼしを(笑)。


なので、「興味」がある、って段階の方は
ぜひ、飛び込んでください。
人生は一度ですから!
ぜひためらわず!

小話

小話

ある日。

絢也:せんせい♪私    最近肌襦袢にアイロンかけてます(^-^)

師匠:...足袋にもかけなさいね...

絢也:え。

かけたことありませんでした。 かけたのと、かけてないの。


一目瞭然(ToT)

2006年8月 3日 (木)

ん。んん。んんん。んんんん?!

舌出し三番叟。
舞台で踊る予定はないのですが
長くお稽古しております。
「舞台で踊る予定じゃない御稽古」の演目の中で
最長記録更新中です。


以前は、振りが入って、数回お稽古すると・・
「もう、これ、いいね。まあ、こういうもんだってことが
わかってくれたら、いいからさ。
上がりましょ。来週から、新しいのやりましょうね♪」
という感じでした。
むしろ、「え?も、もうちょっとやりたい・・・」と未練を残すくらい。


今回、最長記録を更新しているにあたり、
別に飽きているとか、もう上がりたいとか、そういうことはありません。
毎回の濃密な御稽古を満喫する日々です。
舞台で踊る目的だけで御稽古しているわけではありませんし。
ただ、ふと・・・「あ。これ、長くやってるな」と思ったので、
ある日のこと、
「これ、振りが入ってから、結構長くやってますね」
とうっかりつぶやいてしまいました(^^;)。


師匠:「は?まさか、あんた、上がりたいとか思ってるんじゃないだろうねえ?!」

絢也:「(うわっ!)いえ!いいえ!そういう意味ではないですっ!」

師匠:「・・・そうだよねえ・・・?そりゃそうだよねえ・・・?
    あんな踊りで上がりたいなんて、まさか言うはずないよねえ・・・?(笑顔)」


・・・・。笑顔が怖かった・・・・(T^T)・・・・・・。


毎週の御稽古の「内容」が変わってきたのは明らかで、
師匠が私に「できるようになって欲しいこと」の種類も変わってきています。

これは、私がカメの歩みとはいえ、
ちょっとは成長した証なんだな、
と、勝手に自惚れて解釈させていただいてます(^^;)。


と、いう前置きがあっての御稽古日記でございます。


踊り始めから、ほぼ師匠は無言状態。
「ふっ」も「ほっ」も「ハイ」も「よっ」もありません。
時々テープが止まって
「もうちょっとそれ、手、下」
「構えたら、一回袖を膨らませてやってみて」
「手、はじかないで」
という感じが続きます・・・。


おまけに、いつものお稽古で使っていただいているテープではないテープです!
間は一緒ですが、前半がいつもより早い!
そして後半はいつもよりゆっくり!
音に振り回されないように、気持ちを落ち着けなくては!


そして・・・・後半の苦手地点に突入(^^;)
「てんこちない~♪」と
「今を盛りと~♪」の間の三味線だけのところ。
やっとんとん、やっとんとん、
やっとことんとん・・・・・・・・

「今を盛りと~~」に入ろうとすると
テープが止まりました。


師匠の方を見ると、
師匠は私をご覧にならず、無言でテープを巻き戻しておられます。


無言のまま、テープはかかり
私も無言のまま「やっとんとん」から踊りだします。

また「今を盛りと~~」の直前でテープが止まり、
無言の巻き戻しが。


またまた無言のままテープがかかる。
私は「やっとんとん」から踊る。
またテープが止まる・・・・・・・・・・・・・・。


この無言の繰り返しが3回続き、
4回目にやっと師匠がお言葉を(T^T)


「へん。なんでそうなるかな」


唇をかみ締める私。
再び、「やっとんとん」から踊りだします。

テープは止まります。
巻き戻し。
うわー。どうしたらいいんだあああああああ!!!

ん。んん。んんん。んんんん!!!!!(T^T)!!


師匠がおもむろに立ち上がりお手本を。
「こうでしょうよ。
振りがどうこうとかじゃないんだよ。
あのね、ここの足の下ろし方が気に入らないの。
はい、もう一度」


しっかり足を上げて、まっすぐおろす。
おろすときはつま先でおろさない。
腰で、おろす。


原理はココ数回のお稽古でしっかり教わって、
頭ではわかっているのに
・・・・・体が・・・・・(T^T)


繰り返される「やっとんとん~」
目に汗が入ってきました。


ようやく「今を盛りと~~」に進ませていただいて
最後まで踊りました。

終わって・・・・・・・・・。


「とにかく、今日は、もうその足ね。
ちゃんとおろしてくれないとね」


苦手なのだ~~!ホントに苦手なのだ~~~!
頑張っているのだけど、ホントにうまくいかない~~!
くやしいよ~~~~~~!!!!


無言の巻き戻しはこたえました!
いや~~参りました!!!!


あまりにくやしかったので(自分に対して)
御稽古が終わってから、
しばらく鏡の前でその動きを自習しました。
ますます汗だく(笑)


浴衣がぐしょぐしょ・・・
着替えようかな・・・・・


次の御稽古はみちよさんの「菖蒲浴衣」。
あ、これ後ろに立ちたい♪
着替えてるヒマないや♪いいか、今日はもう!踊っちゃえ♪


「菖蒲浴衣」
後ろで満喫♪。楽しく踊って、またまた汗も沢山。


みちよさんがお扇子を置いて
師匠にお稽古のおしまいのご挨拶をしました。
後ろに立った弟子たちも一緒に正座して、お扇子を置いてお辞儀。


その時です。

私に向かって師匠が笑顔で・・・
「・・・・・きたない・・・。」


え?あ。使った小道具の手ぬぐいをぐしゃぐしゃのまま
床に置いたからからかな。ガサツでいかんなあ!


慌てて、手ぬぐいをちょこちょこ畳み始める私。


師匠:「・・・ちがうよ。あんただよ(笑)。」


絢也:「私?私ですか?私が汚い?!え?」


師匠:「浴衣。色、変わってる(笑)」


他のお弟子さん:「絢也さん・・・浴衣・・・・汗で色が変わってます(笑)」


紺の浴衣。
上半身がびしょびしょで濃い色に!!!!!


絢也:「着替えたほうがいいですよね・・・・(^^;)」

師匠:「さあ~~♪僕はしりませーん♪。ご判断はご自由に♪」

鏡を見たら
たしかに私はすごいことになってました(笑)。
きたないわ。こりゃ(笑)
みんなの側にふざけて寄ったら
「絢也さん~~いやあ~~~~♪」と
みんなに避けられてしまいました。
Nくんに到っては


絢也:「Nくーん♪。ねえねえ抱きしめてもいい?(^-^)」

Nくん:「!!いいです!間に合ってます!!」

間に合ってますって!なんつー返しだ!
わははははは!


みんなに嫌われたくないので(笑)
着替えることにしました。


・・・・・・・・・・・・・・次の「藤娘」の後ろに立ちたかったので
大急ぎで着替え!!下着類も全とっかえ!(笑)
時間がないから、お太鼓の帯をやめて
半幅をちゃっちゃと結んでダッシュッ!!!
(※私は浴衣でも基本的にお太鼓です。
理由はそのほうが「気持ちがいいから」です)


間に合った~~♪
乾いた浴衣に変身したら、みんな私に触ってくれるようになりました(爆笑)

「藤娘」も満喫。


その後、11時過ぎまでさまざま「満喫」させていただき、
着替えた浴衣もぐしょぐしょになり(笑)
重くなった荷物を抱えて、帰路につきましたとさ。


お稽古の合間のおしゃべり。
これから御稽古にくる、という仲間に
「○さんが来てるから早くきなよ~~」とメールをしたり♪
そんな時間もとても楽しい。

御稽古があってこその私。
はー。お稽古場が大好き。

[ おまけ]
この日、師匠語録、サエておりました!!
私ではなくほかのお弟子さんたちのが!!

「おなかからモノを出してるみたい。どらえもんじゃないんだから」
「なんでそこだけ急にSKDになるの」
「まるでぺこちゃんだよ」
「カメハメハ~~!」※越後獅子で両手を突き出す動きで・・・

ううむ。おもしろいです。師匠。やっぱり。

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