フォト

本舞台の歴史★上に向かって新しいものになります★写真をクリックするとアルバムに飛びます★

  • 長唄「汐汲」(新春舞踊大会)国立劇場
  • 長唄「連獅子」(親獅子の精)国立劇場
  • 常磐津「松島」(新春舞踊大会)国立劇場
  • 常磐津「三ツ面子守」国立劇場
  • 長唄「島の千歳」(新春舞踊大会)国立劇場
  • 長唄「浅妻船」(新春舞踊大会)
  • 長唄「官女」(新春舞踊大会)国立劇場
  • 常磐津「将門」(滝夜叉姫)国立劇場
  • 常磐津「松廼羽衣」国立劇場
  • 清元「文売り」(名披露目)国立劇場
  • 長唄「藤娘」(初舞台)国立劇場

リンクいろいろ

  • 河合亞美のWEBPAGE
    私が運営しておりますHP・・今年で12年!!大した更新はしておりませんが、このページを通じて素敵な出会いがたくさんありました。そして今も・・。大切な場所です。URLが2015年3月1日よりURLが変更になっておりますので変更をお願い致しますm(_ _)m
  • 多智雛ちゃんのブログ
    下関でお稽古をし、下関でお師匠さんをしている、親友・花柳多智雛ちゃんのブログです。
  • 日本舞踊協会
    お世話になっております、公益社団法人日本舞踊協会のHPです
  • 藤間達也 WEB PAGE
    私の師匠・藤間達也先生のHPです♪

お知らせ

  • 教室・スクール検索『趣味なび』
  • ご注意
    このブログにはアクセス解析がついており、 ブログの管理者は訪問者の IPアドレスなどを見ることができます。 また、当ブログには、 高度なコメント、トラックバックの判断機能をおいております。 当ブログの内容にあまりにかけ離れた内容のコメントや、 宣伝ばかりの内容のコメント、 管理人が禁止している言葉の使用、 誹謗中傷などを含むコメントなどは、スパムと判定され 自動的に削除されてしまいます。 ※※投稿したときに「問題が発生しました...」と出た場合は スパムと判定された証です。ほぼ100%、サーバー上で 自動的に消えており、私の目に触れることはありません※※ コメントしたのに掲載されない、反映されない、という場合は 上記にあてはまると思われますので、ご了承ください。 (問題がまったくない投稿でも、 スパムと判定されてしまうことがあります。 その場合は、日をおいてチャレンジしてみてください! 申し訳ありません!)
無料ブログはココログ

« 2008年1月 | トップページ | 2008年3月 »

2008年2月

2008年2月21日 (木)

苦手だー(^^;)棒系小道具

棒系の小道具との出会いは
「藤娘」の藤の枝だったよな・・。

あそこから始まった「棒」との戦いは
その後、「汐汲」の桶、三蓋傘、
「水仙丹前」の毛槍、
「文売り」の梅の枝と続いていく・・・。

おおそういえば「三つ面子守」「子守」も
「棒」を使ったなあ・・・・
むむ。私、棒との御付き合いが結構あるじゃないか!


その割りに毎度毎度・・・・


自分で思うのは


「アタマ悪い」(^^;)


持ち代えの理解が人一倍遅いようで。


「松廼羽衣」の伯了。
「賤が手業の~」のくだり。
天女を釣竿で払ったり、ひっぱりっこしたり、
という、大変なところ。

師匠がいつの間にか右手に竿を持って
左手でほおづえをついてる。
あり?
私は逆だー!

と次は
竿が逆になるし!

師匠が丁寧に説明してくださる。
ゆっくりやっていただく・・・・
でも・・・・

理解できない!!
棒ってやつはあああ!


お稽古の最後になり
いつものように師匠が文机のところにお座りになる。
「ハイ。どうぞ」

一人で踊ってみなさいの意。


棒・・・

いきなりメタメタ。
口で説明してくださっても
私が理解不能で動けない!


絢也:「す、すみません先生!わかりませんっ!」

師匠、明らかにイライラしたお顔(^^;)
(そりゃそーだ。あんなに丁寧に説明してくださってるのに
こんなに理解が遅いんだもの。
私が先生だったら私を、はったおしたい!)


師匠:「持ち替えなくちゃ!って考えるからだよ。
    どういう格好になりたいのかイメージして、
    そこに至るまではどう動いてもいいから
    とにかくその格好になりなさいよ」


ひー。
その「格好」をつかむのが遅いです私。


棒(竿なんだけどね)がなくなってからの振りは・・・


すみません。いきなり楽しくなってしまったとです(^^;)


特にお扇子持ってからの
「おもいは胸にー」の伯了のソロ
(・・ってバレエ用語だよな。ソロは日本舞踊でなんていうんだ??)
の部分は、かなり楽しい♪♪
曲も弾んでるし
心も弾む♪♪
(そこのところだけやたら張り切ってしまった♪)


んー。楽しい。


・・・と伯了を楽しんでいたら・・・・


もう、たまらなく天女が恋しくなってきた。


踊りたい・・・!
すごい踊りたい!!!

たまたま昨日はお休みの方が続出で
御稽古場に誰もいないガランとした状態・・・・。


ということで、特別に、天女も見ていただいた(T-T)
(狂喜乱舞・・・)


ちょこっと伯了をかじったからって・・・
急に私の天女が変わるわけもないのだけど。


伯了をかじった、ということはやっぱり大きくて。


というのは
気持ちの上で「自然に待てる」ようになった。やっぱり。


「ここであっちがこう出てくるまで
時間があるんだから」ってことを
体で知ったので、
「いつ?いつまでじっとしてなくちゃいけないの?」という
感じがなくなったのだ。


知らなかったことを
ひとつでも「知った」ってことは
おっきいんだなあーー!


だって。伯了をお稽古してみたら
天女を踊ることが急に楽しくなったんだもの。

実は。

ホントにホントに。

ココ最近、
私にとっての天女は「辛い」ばかりだったのだ。


なんだかよくわかんない。
それは振りがわかんないんじゃなくて
・・・・・何をすべきなのかわかんない。


わからない感の気持ち悪さは
かなり苦しくて。


でも、「わかんないわかんない」
って愚痴愚痴言ってても
ラチが開かないと思ったので
「一つでも、わからないことをわかろうとしてみよう」と思って
伯了をお稽古していただくことにしたのだ。


かといって、もちろん
未熟な私は、今なお、
この踊りの何もわかっちゃいないと思う。


それでも、少なくとも
天女を踊ることを、
「楽しい」と感じられる私になれたことは
大変喜ばしい♪

-----------------------------------------------

私のお相手を務めてくださるのは師匠。


師匠の伯了は
めっちゃめちゃ素敵に違いない。


踊りにおいては
もう、「生き物」としての「レベル」が違いすぎる私が
舞台の上で、師匠と並んで立つ。


嬉しい。もちろん、嬉しい。


だけど、ものすごく怖い。

こんなにレベルが違う「生き物」が
並んで立ってて
お客様にはどう見えるんだろう。


まったく想像できない世界。


未知の世界に出会うトキメキと恐怖に
胸が張り裂けそうだ。

2008年2月18日 (月)

そうそう!きゃ~~!!

日本舞踊協会公演。

国立劇場の大劇場はやはりデカイ!!
でかいので、
同門のお弟子さんがまぎれて見当たらない!
国立は、ロビーの、かなり外側に出ないと
携帯の電波も入らないから
「いまどこ~~?」もなかなか難しいのだ。


それでもなんとか数人と出会うことに成功し
急遽「昼酒~~♪」ということになり
タクシーに乗り込み
四ツ谷のイタリアンへ。


そこで着物姿の5人で、
大盛り上がりが始まる。


達也先生の踊りが素敵だった~~
客席に○○さんがいた~~~
あの時の寿太一郎先生がかっこよかった~~
(なぜかいつも話題に出ます・笑)
あの歌舞伎役者がどうのこうの~~
あの踊りが踊ってみたい~~
などなど。


この5人、年齢様々。
しかしながら
共通の話題は事欠くことがなく
笑い続ける。


その中で全員一致で大騒ぎになったのが
「お囃子さんの声がたまらない」だった。


鼓や太鼓を打つ方々のあの
「ほぉーーー!!!」
「はぁーーー!!」という掛け声。


実は私も
「はあー!!」という
あの声のフェチだ(笑)


「特にさあ!鏡獅子とか連獅子の時のさあ!
獅子の精になって出てくる直前のあれ!」

「私も好き~~大好き~~」

「・・・ぽんぽん・・・・・ぽん・・・・」

「静かな中でのあの緊迫感・・・」

「んで、だんだん強くなって・・・・」

「はああーっ!!ぽん!」

「笛がぴぃーーー!!!!」

「きゃ~~~!」

「あのカンジがたまらないよね!!」

「かっこいいですよねええええ!」

大騒ぎ(^^;)

そして私が
「鼓を打つ人がちょっと好みのハンサムだったとして
あのはぁーー!ぽん!をやられたら
多分、もう、悩殺される。メロメロ。
もうどうにでもしてってなっちゃう」と言ったら
「え、絢也さん、じゃ、
○○(伏字にします・笑)のときも
はあー!とか言われたいんですか?」
と誰かが言い出し
もう爆笑。笑い死にするかと思った。

「そーいや、ちえみさんは笛フェチらしいよ」

「そうそう、時々、笛の人に見とれるらしいですね」

「笛の人が、こう・・すっ・・と構える瞬間の姿に
ああっ・・ってなるんだって!」

「え~~ちえみさんおもしろ~~い」

と、残念ながらその場にはいなかったちえみさん
(いつもはいる・笑)
の「笛フェチ」まで話題に登る始末。
(でも彼女はホントに笛フェチで、
ある時など「あの笛の人がすごくかっこよかったんですけど」と
師匠に報告までしていたほど・笑)


大のオトナが集まって酒を飲みながら
「お囃子さん」をサカナに
盛り上がる。

結局そのイタリア料理屋で
6時間飲んでた。


6時間飲み続け、
そんな話題で盛り上がれる私たちって・・・


ちょっと可愛いでしょ?
(え?ば、馬鹿?)

2008年2月17日 (日)

今更だけど。私の師匠って。

今更ですが。
聞き飽きてるかもしれませんが。


はー・・・・。


私の師匠って・・・・・。


すごいや・・・・・・。


日本舞踊協会公演に行って来ました。
序幕「新一つとや」。


他の出演者の方々もいらっしゃいますので
師匠のことばかり申しあげるのは
大変恐縮なのですが
どうかお許し下さいませ。


私は藤間達也先生の弟子ではありますが
それ以前に、「藤間達也」という舞踊家さんの
大ファンであります。


日本舞踊にまったく興味がなく、
達也先生の弟子になるつもりもなく、
ひょんなことから弟子になった私。


踊りを好きになったのは
達也先生の舞台の上での踊りを見て、
びっくりして
ファンになってから。


私が日本舞踊を好きなったのは
日本舞踊そのものを好きになる以前に
「藤間達也」という舞踊家さんの芸を
好きになったからに他なりません。はい。


弟子だから贔屓目で好き
というのではないわけです。


そりゃ、初めて見たときは
既に、一応弟子ではありましたが
それは、お膝付きして、お稽古に通い始めてたってだけで
根っこから「弟子」になってたわけじゃない時期です。


それを証拠に
「舞台があるんですが、見に来られますか?」と
初めて師匠に言われた時
「うえー。そういう御付き合いもあるのかあ。
日本舞踊、面倒くさいなあ」って
正直、思っちゃってたくらいですから(苦笑)


見て、びっくりしたのです。


こんなすごい芸をやるひとが
私の先生なのかと
舞台の上の師匠を見て、びっくりしたのです。


師匠のファンになってから
私は、本当の意味で
「お弟子さん」になったんだと思っています。
そう、ファンになってから
本当のお弟子さんになったので
そういう意味では
「お弟子さんの贔屓目」ではないわけです。
ファンになったのが、先、だから(笑)

今日の舞台の上での師匠は
めちゃめちゃ光ってたなあ。


また芸の引き出しの多さに、
イチファンとして、驚愕。


いや、引き出しが多いことは知っていたけど、
それにしても。それにしても、です。
「どうしてこんなことが出来るんだろう?」という
大きな疑問を抱いてしまうほど。
高い技術に豊かな表現力、
そして気品ある色香。


はー。

久々に、
「すごいな」と思う芸を見て
心から感動して
終わってから涙出ました。
純粋に「ファン」として。


今日、この場所にいられた自分の幸運に感謝。


私は、師匠の大ファン♪
それはつまり、
師匠は、私にとっての「大スター」ってこと♪


その「大スター」に
叱られながら芸を教わってるなんて。


うーん。この上ない幸せだー。


しみじみその幸せを噛み締めて
寝ようっと♪♪

-----------------------------------

帰り道、幸せモノの同門たち数名と
楽しく食事&お酒を♪


よく食べ、よく飲み、よく笑い。


顔のワライジワが~~


どうしてくれるんだよう~~
可愛い妹たちよ~~(笑)

※にぎやかな着物軍団。
お店の人はなんと思ってみていたんだろうね(笑)

2008年2月16日 (土)

立ち止まって、勉強中

1月は「七福神」をお稽古。
踊り初めが終わって
再会した「天女」。

でも今一度、お別れしている。

先日の日記に書いたとおり、
伯了をお稽古。

約半分くらい進みましたです。
覚えてないけど(^^;)


感想。


・・・腕が疲れた・・(笑)・・・。


これ(伯了)を踊る人(私の場合、師匠・・)は
・・・・・大変だ・・と
素直に思った・・・。


私がお稽古で持っていたのは
手ぬぐいだ。
手ぬぐいを羽衣の代わりにしてお稽古していたのだが・・。

両手に持ったまま・・

歩き
出してはひっこめ
時には持ち直し、
時にはあやすように振ったりする・・・

持ったまま・・・

しかも、それは当然のことながら
だらん、と気軽に持っている場面なんて一瞬もなく
ひたすら、恭しく、持ち歩くわけで・・・。


姿勢も崩せないし、
しっかり腰も入れたまま・・・。

本当に正直、
踊っていて途中で
手ぬぐいを持ってるのがイヤになってきた(笑)

こんな軽い手ぬぐいで
こんなに腕が疲れる。
ってことは、ホンモノの羽衣を持ってたら
もっと疲れるだろう。


そして、さらに
「これは・・大変だ・・・」と思ったのは・・。


伯了は、天女より、
もっともっともっと「ハラ」で踊らなくてはいけない役だということ。


「松廼羽衣」の伯了は
大抵、どこのお浚い会でも
お師匠様が勤められることが多いし
または、わざわざプロの舞踊家さんを
相手役として呼んでいたりする・・


観客としてみていた時、
「こんなに動きの少ない踊りなら
誰でもできそう・・」と思っていた私がいたことを
正直に言おう。


恥ずかしい!


とんでもないぞ!!!


プロの舞踊家さんでなくては
何も「表現」できまい。
この少ない動きの中で
何もかも「表現」するってものすごいことだ。


伯了を踊れるって
ものすごいことなのだ。
伯了はものすごい難しい役なのだ。


私にとっては、
見ていただけでは絶対にわからないことだった。
自分で、動いてみて初めてわかったこと。


ああそして。


この「伯了」に対して
「天女」が、不必要に動きすぎたり
強く出すぎてしまったら
バランスがメチャメチャになるってことが
「伯了」を踊ってみて、
実感として胸にぶつかってきた。


この動きに対してのアレ(自分の踊り)じゃあ
そりゃあ、台無しだわあ!
ああ!アレじゃ確かに早いわ!


と感じるところがいくつもあり
師匠の後について伯了を踊りながら
何度か、思わず
「あ、そうか!」
「あ・・・・なるほど、そうだったんだ!」と
声に出してしまった私(^^;)


伯了は「こういう踊り」なんだ、と、
ほんの少し、体感出来て
本当によかった。
後半の振りもとても楽しみだ(^^)

自分に決定的に欠けているところは
想像力・・かもしれないな。
うん・・あるようで・・ない・・・?
見ただけ、聞いただけ、では
どうも、そこから、想像しきれないというか。


「体」で体感、体験しないと、
理解できない。
おまけに不器用だし。

生まれた時から
不器用で、何をやっても上達が遅く、
母親に「亜美はぶきっちょ(不器用のこと)だから。」と
言われるのは、
日常で当たり前のことだった。
「ぶきっちょ」イコール「亜美」というくらい
その言葉を言われ続けて育った。


しかし、ぶきっちょだけど
とにかく、なんでも
「やってみなくちゃわからねえ!」
というチャレンジ精神だけはあった。

チャレンジ精神を持ってることが
私の「ぶきっちょ」を、少しだけ
補ってくれてるかもしれない。
「やってみたい」と思ったことは
「やってみようかなどうしようかな」
という思考をぴょんと通り越して
「やります!やらせてください」になる。
その思考回路は時々、
「暴走気味」になりそうなこともあるが
芸事においては悪いことではなさそうだ。

今回、
「だめだこりゃ!わからねえ!
伯了をやってみなくちゃわからねえ!」
って思って
「やらせてください」とお願いし、
「やってみた」のは
とってもいいことだったと思う。


理解も遅いし、
上達も遅い。
だけどあきらめるわけにはいかないもんね。


とにかく、「やれることは全部やる」しか。

「天女」は今、
立ち止まって勉強中というところかな。


そういえば、「松廼羽衣」を踊ることが決まった時
師匠に言われたっけ。


「ガンガンお稽古して、
お稽古すればするほど仕上がっていく・・・
ってタイプの踊りじゃあないから
それだけは覚悟してね。

最初は手数が少なくて物足りないと思うだろうね。
その後、アンタは、いろんなことに悩むと思う。
振りを覚えて慣れてきた頃に
こんなことや・・こんなことを・・・
沢山したくなってくるんだよ。
それをやっちゃおしまい、ってことで
僕に叱られるんだろうね(笑)。
今回、アンタがぶつかる課題は沢山あるから。」


御稽古場のイスに座って
師匠とおしゃべりしていた時のことだ。
よく覚えてる。
昼間の明るさが窓から入ってきていた時間だったことも。


この師匠のお言葉をきいたときは
「ふうん。そうなんだあ」というだけ。


そして、今、そのお言葉が
全部100%そのとおりになってることを
体感している私(^^;)


それにしても
「あんたはこうなるだろうね」という師匠の「予言」は
毎度毎度100%の的中率なんですけど。
私の師匠は一体どういう人なんだ?!

私が、師匠を「踊りの神様」だと思うのは
トーゼンのことでしょ?でしょ?でしょ??

2008年2月11日 (月)

次回より・・・。

「あご!!!!」

師匠の声。

アゴが出ないよう気をつけて気をつけて・・・。

とアゴを気にすると今度は・・。

「この辺(首筋から肩、胸にかけて)に力が入ってる!
抜いて!」

力抜いて抜いて・・。


「はい!そこもあご!」


力を抜いてアゴをひけないのか!?わたしはっ!!


課題は当然アゴだけではない。


丁寧に。キレイに。ゆっくりと。
やさしく・・・・・。

心の中でこの言葉を言い聞かせて言い聞かせて。


それなのにそれなのに。


師匠:「どうしてその動きにいたる途中が雑なんだよ。
   そこは綺麗にできるなら
   そこにくるまでの途中の、こういうところも
   綺麗に動いてよ」


なんでだよう。
もう。
自分を張り倒したくなる。


毎回毎回の
細かい格好や動きの修正。


大切なこと。
大切な、大切なこと・・・。


綺麗に踊るために・・・・・。


でも最近私同じことを繰り返してる気がして・・・。

----------------------------------------


師匠:「まあとにかく、優しく綺麗に丁寧に踊ってくださいな」

そのお言葉でお稽古が終わろうとしていた。

目指すところはそこなのだ。
それはそれはわかっているのだけど
だけどそこを目指すために
私はどうしたらいいかわかってない。


絢也:「先生。今、私、目の前にある何を
    まずどうしたらいいんでしょうか。」


悲鳴のような質問。


師匠:「んー。・・・そうだね。
    ・・・結局さ。(おなかを指差して)ここで踊ってないんだよね。
    ここ(アタマを指差して)で踊ってるから。
    ここ(アタマ)で踊ってるから、
    動きも早くなるし、
    こういう(アゴを動かす)・・動きになるんだよ。

    おなかのなかに何もないから。

    アタマで、計算した【気分】だけ作ってるから。

    表面的な【気分】だけ、作ってるから、
    そういう踊りになるんだと、僕は思うよ。」


そのお言葉がキィン!と突き刺さって
思わず、拳銃で撃たれた人のように目を強く閉じたら
師匠は笑いながら
「あははは。ぐさっと刺さったな。ははは。」
と立ち上がってその場を去っていかれた。

ああ。以前からそうだ。
それは女優としての私の
もっともダメダメなところでもある。
自分で知ってる自分のだいっきらいなところ。
「アタマで考えてしまう」という癖。
芸事の才能のなさを露呈する私の癖。

・・・それでも・・・女優をやめずにきたのは・・・
ものすごく時々、
「アタマで考えずに出来る」時があるから・・
その回数が少なくてもゼロじゃなかったから・・・・。
ゼロじゃないってことは
ゼロじゃないってことは・・・・
きっと・・・いつか・・・その数も負やせるかも・・・・
という、儚い望みを抱いていたから・・・。


踊りでも同じことが起きてるのか。
アタマで考える癖は、やっぱりここでも。


一服なさってる師匠に、
小道具を片付けながら話しかける私。


絢也:「先生。ハラで踊るって。どうすれば。」

師匠:「おいおい(笑)そりゃアンタ、役者やってきたんでしょ。
    アンタの本業でしょ。知ってるでしょ。」

絢也:「いえ・・・実は私、役者としても
    それが苦手で・・・・・
    それが上手くできなくて・・・
    ついついアタマで考えることが多くて・・・。」

師匠:「んー。結局はさ・・・・
    驚こうとして驚かない・・・とか・・・
    そうゆーことでしょ。
    さあ、これから驚きますよって
    準備する芸は面白くないでしょ。
    すぐにハラが作れる役者の芝居って面白いじゃん。
    踊りも一緒だよ。」


師匠の言葉を聞いていて
思わず涙がボロボロとこぼれた。


師匠がぎょっ(^^;)


師匠:「!ちょっと待って(笑)
    ここは泣く場面か?!
    なになに!なんで泣くの?
    何、なんか感動でもした?(笑)」


絢也:「違います・・・役者としての自分を振り返っても
    ・・・だから私はダメなんだなと・・・・
    自分が情けなくて・・・・・・・」

師匠:「ははは。あら、そんなところまで行っちゃったのね」

自分はこのままじゃきっと
何も変わらないような気がした。

師匠の前に正座した。

絢也:「先生。このままだと私、多分ずっと
    アタマで踊り続けてしまうような気がします。
    お芝居の稽古をする時に
    相手のセリフもすべてしっかり覚えることによって
    それを克服することができることがあります。
    ・・・・・
    ってところで、
    私、伯了の振りを全部覚えたいと思うのですが
    それは間違った方法でしょうか。」

師匠:「それは・・・・・」


師匠は私の目をまっすぐご覧になって
優しく微笑みながらおっしゃった。


師匠:「それは、僕は
          大変、いいことだと思いますね(^^)」

(T^T)!!!!よしっ!!!


絢也:「では先生。伯了を教えてください。
    お願いいたします」


手をついてお辞儀する私。


師匠:「いいよ(^^)手数少ないから
    多分2回くらいでイケちゃうでしょ。
    やりましょう(^^)」

師匠の笑顔のもと、
次回より伯了を
お稽古していただくことになりましたです。

芝居では
相手のセリフまでそっくり全部覚えるのは
とても大事なこと。
っつーか当たり前のこと。
自分のセリフだけ覚えていても
絶対に芝居はできない。


いや、器用な人なら
出来るのかもしれないけど
不器用な私にはできない。
相手のことを知らないと
キャッチボールはできない。


自分の不器用さを
しっかり踏まえて・・・・。

伯了を知ることで
少しでも天女の何かをつかめるかもしれない。


やってみよう!


だめもと!


やらないよりは
絶対にいいはず!

2008年2月 8日 (金)

欠点丸出し(T-T)

欠点丸出し。
全開ばりばり。
露呈しまくり。

まずセリフ。

「文売り」での日々で、
かつてに比べれば
歌舞伎の発声ができるようになった・・・・
・・・・・た・・・・・た・・・・・・と・・
思っていたのだけど・・・・


師匠:「・・・うん・・・・まあ・・・いいんですけど・・」


あー。

少なくとも、私に限って言えば
師匠の「まあ」という二文字が出た時は
そのあとに「いい」という二文字が続いたとしても
絶対に100%「ダメ」ということだ。


師匠:「何を言ってるかよくわかって・・・
     声がきれいによく通って・・・
    ・・・・って段階は、もう当たり前だからね・・。
    もうそれだけじゃあ、さあ。
    もうそろそろ、情感込めて、
    なんか、足してくれないと。」


うっ。


私なりに足してみる。


しかしながら、自分で言ってて、
かなり気持ちが悪い。
「たやすく人にあとうべきものにあらず」が
特に。


師匠:「怒ってんじゃないからね。
    怒らないでよ。」


怒らないでよ・・・か・・・。


「ちょっとそれは羽衣よ。
カンタンに人にあげられるもんじゃないの。
かえして。ねえ、かえしてよぉ」


現代のギャル風に訳すなら
これなんだろうな(笑)
で、怒ってるんじゃなくて
「ねえかえしてよぉ」の気持ちを
「おねがいおねがい」というまあるい気持ちにして・・・。


師匠:「ま。今日のところはそれでいいや」


(T-T)
師匠の「本日のあきらめ」が入った瞬間は
毎度毎度切ないが、
せりふばかりお稽古してるわけにいかないので
私もとりあえず、その日の自分を引き受けて
「次回に乞うご期待!」ということで
前向きにあきらめて踊りだす・・・。


以下師匠から浴びた
「シャワー」の数々です・・・。


「強い!ああーとにかく強いよっ!」

「なんだよそれ。
 おおいおっかさんじゃないんだからさあ!」

「シメシメ・・・って・・・そりゃあ、
 確かに相手を騙してるんだから
 気分としちゃ間違ってないけどさあ、
 そう露骨にやっちゃったら、オシマイでしょー。」

「あー。そんな世話っぽくなんないでー。」


どの言葉もキィン!と突き刺さってくる。


そして・・・・
飛び出てきた私の欠点がこれだ。

師匠:「ここ、って気合が入ったり
    想いが強くなると
    アゴがでるぞぉ。
    ねえ。あんたが自分で思うより
    もっともっと、
    あんた、アゴで踊ってるんだよ」

ショックで気絶しそうになった(^^;)


最近アゴで踊ることは大分なくなりつつあり
アゴを封印することに成功していたと
勝手に思っていたのだが・・・・


振りを覚えて・・・
「想い」が生まれてきたところで・・・
しかも、振りそのものは易しいため、
ついつい「何か」をしたくなり・・・
「想い」の表れ方がおかしくなり・・・
それが・・・・「アゴ」に・・・。

この踊りは、おなかの中でいろんなことをしないと
踊れない踊りだろう。
でもしていいのはあくまでおなかの中であり、
「表」でいろいろしちゃあだめだ。


それはわかっていたはずなのに


「アゴ」に出てきてしまったのだ・・・。


鞨鼓に至っては
撥の使い方がヘタクソで
「おもちゃのマーチみたい」と・・・。
小道具の使い方がヘタクソな私。
不器用を露呈。

ふわふわとたたきながら周る時の
撥の使い方がどうしてもわからなかったので
最後まで踊ってから
師匠にお願いして、
ここのところの
手首の使い方を教えていただいた(T-T)


戦いはまだまだ続くのだから。


落ち込むにはまだ早い。

落ち込みそうになる気持ちを振り払うために
振りノートに
ご注意うけたことを
赤鉛筆で書き込む。


-----------------------------------------------

「こうすればうまくなるよ」とか
「こうすればよくなるよ」という
特効薬が欲しい。
そんな特効薬、ないのは知ってて
言ってみる。

師匠は仰った。


「あんたが毎回のお稽古で
いろいろやろうとしてることは
全部わかってますよ。
だからまあ、いろいろ試してみなさいな。
その中でおかしいことは
全部直してあげるんだから。」

はい。
いろいろ、のなかで、
間違ったいろいろが出てきて
メタクソになってしまう日も
あるのだということですね。
でも、いろいろをやらず
漫然とお稽古していたなら
前に進めないはずなので
コレに懲りずいろいろやっていきます。
そして「ダメ」って言われた「いろいろ」は
二度とやらなければいいわけだから。

今回の「ダメ」。
二度とやらないようやらないよう・・・。


自分に念じてみるが・・。


根が深い欠点だから
なかなかお別れは難しいんだろうな。

負けないぞう。

2008年2月 2日 (土)

御守り

20080202121235

初公開?!になるかと思います。
ワタクシがお名前を許された際に
家元様からいただいたお免状とお札です。
「藤間達也取立
    ○○亜美事藤間絢也」と書かれてます。
※この写真では○○のところは
画像加工で消してあります(^^;)
夫の姓なので、一応気を遣っております(^^;)※


お札には「藤間勘右衞門門弟 藤間絢也」と
筆書きされています。


仕舞いこんでしまう人も多いと聞きますが
名取式が終わった後、師匠に
「それ、仕舞いこまないで
どこかに飾っておきなさいな」と言われたので
こうして和室に飾っているのです。


毎日見上げ
毎日想いを抱きます。


生きている上で起きる様々なことに
負けそうになって
心が風邪をひいて
切なくて淋しくて押しつぶされそうになったとき
このお免状とお札が
いつも上から私を見守り
いつも私を救う。


自分の夢の証。
今まで実現してきた夢。そして
これから実現していく夢。


私が「藤間絢也」であることは
私の人生の最大の宝物です。


こんなすごい宝物を持っているんだから
どんなことにも耐えて乗り越えてやろうじゃないかと
強く思い、涙を拭いて立ち上がれるのです。

--------------------------------------------------


もう一つの御守り。
これはちょっと照れくさい。
20080202121223


「ナニコレ?」ってカンジでしょ(笑)


えーこれ、何かといいますと・・・。


「てぬぐい」がくるんであった
熨斗紙でございます(笑)


右から
「花柳多智雛」
「藤間絢也」
「藤間達也」
「花柳寿太一郎」


大親友であり、
私の尊敬する「目標」であり
そして勝手に「最大のライバル」だと思っている
花柳多智雛さん。


心から尊敬する、私の「神様」である、
師匠、藤間達也先生。


そして、師匠の大親友であり
私に優しく、時に厳しく
いろいろなことを教えてくださる、
花柳寿太一郎先生。

その間に自分の名前をはさんで。


これまた「御守り」にしております。


「大好きな3人の方々のお名前」を飾るのではなく、
この、「3人の方々の間に自分の名前を入れてる」
ところに実は、私なりに深い意味があります。


んー。一言では語りきれない。


でもまあ、なんとなくニュアンスは
わかっていただけると思うのですが。


まあ、こんなふうに「自分だけの御守り」を作ってる人も
なかなかいないかもしれませんな(笑)


----------------------------------------------

ちなみにこの熨斗紙の真上には
名取式の写真(スキャナで取り込んでコピーしたやつ)と
師匠のかっくい~♪写真が
額に入って飾られております。
これも御守り♪


実はその上には尾上菊五郎の写真が(笑)。


私を歌舞伎好きに導いてくれた菊五郎も
私にとっては「御守り」なんですな(^^)

« 2008年1月 | トップページ | 2008年3月 »