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2009年3月

2009年3月29日 (日)

親友

私は本当に恵まれてる。

踊りを続けていく中で
この人の存在は
私の宝物だ。


ある日の夕方。


下関へ電波を飛ばす。


数回鳴っても
「通話中」にならない。

だめか。忙しいか。


留守番電話に切り替わるのを待とう。


「もしもーし」

大好きな細くて可愛い声が聞こえた。
もう出ない、とあきらめていたから
嬉しかった。


「もしもーし。こんちはー」

と言った途端、続きの言葉を失った。


多智雛:「どしたあ。元気ないよ。わかるよ。どしたあ」


言葉が出ない。


多智雛:「どしたあ。絢也ちゃん。どしたあ。」


「どしたあ」が心の中にぎゅっと沁みこみ
涙が滝のように溢れる。
ぼとぼとと床に落ちていく。

震える声で想いを告げる。
「うん。うん。うん。」
私の言葉の切れ目ごとに
彼女の相槌が響く。


そのうち、彼女の声が一緒に泣いてることに気づいた。


多智雛:「泣けてきた・・うう・・・」

絢也:「うう・・ごめん・・泣かせてごめん・・うう。」

多智雛:「いいんよ。もう絢也ちゃんのことが
      わかりすぎるほどわかって・・。
      あのね、気持ち悪くなってきた(笑)。
      もう、吐きそうなほど(笑)理解できるから。
      あたしもまったく同じだったから。
      まったく、まったく同じだったんよ。」


そういえば
かつて彼女が同じように
「絢也ちゃん。あたし、辛い。もうだめ」と
おいおい泣きながら電話をしてきた時。
私は、彼女よりはるかに経験不足で
「わかるよぉ」という言葉が言えなかった。
ただ励ますしかなかった私。
ただ笑わせるしかなかった私。

だけど、今、私の「前」を歩いている彼女は
「わかるよぉ」と共感して一緒に泣いてくれる。


ありがたい。
こんな親友がいることを
本当にありがたいと思った。


そして、二人で「共感エピソード」を披露しまくって
しまくってるうちに
「そう!そう!」
と笑い転げて、
気がついたら
いつものように「キャッキャッ♪」と
話していた(笑)


絢也:「あたしたち、いつも泣いて電話が始まって
      笑って終わるよね。」

多智雛:「そうやねー。」

絢也:「なんか、元気出た。ありがとう。」

多智雛:「おおー。」


絢也:「大好き♪」

多智雛:「あたしも大好き♪」


・・・・と遠距離恋愛の恋人のような締めくくりで
電話は終わった(笑)

-------------------------------------------


アメンボみたいに踊るんじゃないよ。まったく」
(三社祭)

「3チャンネルみたいなお梶じゃ
 おもしろくもなんともないでしょ。」
(喜撰)
※【解説】首都圏ではNHK教育テレビは3チャンネルです※


笑い話に出来ないほどの
衝撃のお言葉だが、
あまりにも師匠の表現が見事でわかりやすいので
記念にここに記しておこう。


----------------------------------------------------------

しおしおのぱ~~になってる私に
師匠はニヤリと笑っておっしゃった。


「あんた、大変だねえ。
やれ、どうのこうの、なんだかんだ、毎度言われてさ(笑)」


私がうつむきながら
無言で、力なく、ふっ、と笑い返したら、
さらに笑顔でこう続けられた。

「僕は、あんたに言い続けますよ。
これからも言い続けますよ。
だって僕に出来ることはそれしかないですからね。
あんたをなんとかしなくちゃなんない。
あんたが、なんとかなるように。
言いますよ。これからも。」

「なんとかなりたい」と望んだのは私。

師匠が
「僕はそのあんたの願いに
 協力しますよ」とおっしゃった上での
この日々なのだ。


私の涙は
師匠のおっしゃることに
応えきれない
自分への不甲斐なさ。
情けなさ。


絢也:「最近、連獅子の子獅子の気持ちがちょっとわかります。
    ホントにものすごい崖から突き落とされまくってるような(笑)」

師匠:「ふはは。でもあんた、うえーんとか言いながら
    登ってくるじゃん(笑)。」

うえーんと言いながら
這いつくばって
えっちらおっちら
崖の底の方を登ってる自分の姿が見えて
私も笑った。

----------------------------------------------------------

ひなちゃん。

あたしゃー。

がんばるよっ。

2009年3月26日 (木)

またまた裸足の季節

この少ない舞台経験の数のわりに。


「はだしで踊る」が3度目となりまする。


浴衣浚い、本舞台合わせて
私が舞台で踊ったのは
以下の演目・・・。


「浅妻船」(浴衣浚い)
「藤娘」
「田舎巫女」(浴衣浚い)
「相模蜑」(浴衣浚い)
「文売り」
「子守」「沓掛時次郎(小唄)」(浴衣浚い)
「菖蒲浴衣」(浴衣浚い)
「松廼羽衣」


「文売り」「子守」が裸足。
んで、今度の「三社祭」が三度目の裸足。


おや。全部清元だー。
つーか、
私が舞台で踊る清元は
みんな裸足ってことだ(笑)


あ、「喜撰」のお梶は足袋をはくか。
(でもこれは長唄と清元の掛けあいとなります)


とにかく、
裸足で踊るのは当然踊りにくいわけです。
初めて「文売り」で
裸足でお稽古した日、
びっくりして、ショックで
体中が震えそうになったっけ。。
もちろん、そのうち、
身体が慣れてくれたわけですが。

「子守」で裸足になったときには、
「文売り」の経験があったので、
踊りにくさが予想できて、
もうびっくりしなかったけど、
今回は
何せ、「初めての男」です。

「初めての裸足の男」に対する恐怖心はありました。

先週のお稽古のおしまいに師匠がおっしゃった一言。

「これ、あんたたち、裸足で踊るんだからね。
踊りにくいぞー。
お面より、先に裸足になったほうがいいよ」

このお言葉に「むむむ」となった私たちは
春もきたことだし(寒いけど)
裸足でお稽古しよう!と決意したのでした。
(私は「まだ寒いから・・」と思っていたのですが(笑)
まきちゃんが「絢也さん・・今日から裸足に・・」と
強く裸足を望んだので。。。
彼女の向上心に、私もついていくことに・・・)

裸足で踊ってみたところ。

ところどころ、
「う。」というところがあったものの、
想像していたよりは苦しくなかったかな。


でも足袋のすべりで運べていた足が
いきなり運べなくなるので、
かなり足の動きがうるさくなってしまった実感アリ。


ただでさえバタついてしまう踊りだから、
気をつけていかないとな・・・。

そして、お稽古の内容がどんどん濃くなってきた。


師匠:「首はずっと正面。横向かないで。
    こうやって首を動かすの」


ふえ?不思議な動き・・・。

あ!


そっか!!


絢也:「お面だから!」

師匠:「そういうこと。」

あー。
お面ゆえの動きってのがここに・・・!


お稽古が終わってから・・・・


絢也:「・・・お面も早めにつけようか・・。」
まきちゃん:「そうですね・・・。」


5月からでいいかな・・・と思っていましたが
もうちょい早めにお面もつけようかと思ってます。

しかし、踊れば踊るほどに・・・。

苦しいけど、めっちゃ楽しい・・・・・
「三社祭」・・・・。

曲も振りも、最高。

これを地方演奏で踊れるなんて。

うほうほだよなー。

痛くて苦しいけど(苦笑)

2009年3月22日 (日)

悪玉も始動

「へ?ずっと
やってるんでしょ?三社祭・・」
というお声が聞こえてきそうですが・・。


はい。「踊って」はおりました。
踊っては、いましたが、
善玉のまきちゃんのお稽古に
「参加」という形だったので、
悪玉単独のパートを飛ばして・・とか
そんな感じで、
私の踊りを見ていただくことは
ほとんどなかったのです。


先日、「お梶を自己流で楽しく踊っていた」と
書きましたが、
・・・・あい・・・・
・・・・悪玉も・・・・自己流になっとりました・・・(^^;)。

ここ最近の何回かのお稽古から、
悪玉単独のところもテープが止まることはなく
師匠がおっしゃる内容も
「二人のお稽古」に変わってきました。


師匠:「うまく踊ろうとか思わないで!
    二人とも、お互いの動きを同じにして!
    合わせて!とにかく合わせて!」


そして、何度も
「丁寧に!」

「丁寧にー。丁寧に。
 丁寧に丁寧に。」

さらには。

師匠:「高く飛ぶときに急に女っぽい。
    悪玉さんのほうですけどね。」


師匠:「膝が内側に入ってる。
    悪玉のほう!」


師匠:「(悪玉一人で踊るところで)
    ぴょん!と腰が浮かない!」

うえー。
「キター」という感じだ。

善玉のまきちゃんも感じていたらしい。
「絢也さん・・・キタなー」と(笑)。

悪玉も「始動」ということです。


---------------------------------------------

まきちゃんの踊りはしなやかでバネがある。
私の踊りはどうにもこうにもなんだか、
相変わらずヒョロヒョロ長細くて芯がない・・・


「この踊りは、二人がぴったり合わないと。
 二人が同じようにならないと」


そう。
だから、私がちゃんと踊らないと
作品として成立しない。
「まきちゃん、踊りがうまいなあ」って
感心してる場合ではないのだ。
一緒に、同じにならないといけない。

私とまきちゃんは踊る前に
一緒にストレッチしながら、いろんな話をし、
踊り終わったら
一緒に着替えながら
また、語り合う。

特に、踊りだす直前、
立ち位置で並んで立った所で
一瞬、お互いに
「では、本日も、【丁寧に】」と
小さな声で言い合う。


踊り終わった後は
「あそこんところ、ごめん」とか
「あそこは、今日はピッタリ合って
気持ちよかったね」とか
必ず、ひとしきり語り合う。


「いい三社祭にしたいよね」


師匠は
「せっかくやるんだから、
ホンイキでいくよ。
せっかく男の先生に教わってるんだから、
とことんやりましょう」
ということで教えてくださってる。


思いっきり
跳んで跳ねて、転がって、
足上げて、回って。


それを【丁寧な日本舞踊】にしたい。

それが二人の、目標だ。

-------------------------------------------------

「男」の踊りを
舞台で踊るのは初めてだ。
それが、まさか「三社祭」になるとは・・・
夢にも思わなかった。


初めて、が「三社祭」って。
ひー。
すげー背伸びだよなあああ。
・・と、今更しみじみ思う今日この頃。

こんなことを自慢しても仕方ないけど
私の「おとこ」は
自分で呆れるほどに
「かっこ悪い」のだ(T-T).

喜也さんの「連獅子」のお稽古の
お相手としてお手伝いして踊ってるとき、
ふと、自分が踏んで足を上げて
ケンケンしてる姿が鏡に写るのが見えた。

・・・・・とっても残念な私の姿だった(T^T)。
もう残念としか表現できない、残念ぶりだった。
こんな残念な私が
お相手のお手伝いをさせていただいていて
喜也さんに対して、
本気で申し訳ない気持ちになった。

鏡の前で男を踊ってみると
いつもがっかりする。
なんか、落ち込むとかそういう以前の。
「なんじゃこりゃ」という
・・呆れる感じに近い。

なんで、「どっしり」感が出ないんだろ。

やっぱり、「芯」が細くて緩い。
そう。踊りが緩いんだよな・・・。

ああ。女の踊りもそうか。
結局、踊りが緩いから、
柔らかさが出せないんだな・・・。


いやいや。私独りなら、
「へなちょこですんません」で恥かいて終わり♪
でいいけど、
「三社祭」は「二人でひとつ」だから。
そーはいかない。


この踊りは
こんなにも激しく「二人」だ。
私がいつまでも「残念なへなちょこ」で
いるわけにはいかない。
相手の方に申し訳ない。

とにかく踊るしかないなあ。
踊って踊って。

こんなにカッコイイ踊りを踊る師匠に教わってるんだから。

カメのあゆみですが
がんばらねばねばですな・・・。

2009年3月19日 (木)

「ヘタクソ」

師匠:「ええと。まず。」


踊り終わって、正座して、
師匠のお言葉を待つ。
お稽古の締めくくりの恒例行事の時間。


今回、師匠のお言葉は、
こんな感じで始まった。


---------------------------------

ここで師匠からのお言葉を聞く時間は
一番、一番
「痛い」時間。


そう、踊ってる最中は
実は、いつだって、
幸せな時間。


なんだかんだあっても。
途中ですっごいご注意を頂いても。
息が上がっても汗がダラダラ出ても。


踊ってる時間は
辛くたって、痛くたって
「楽しい」「幸せ」なのだ。いつだって。
なにを踊ってても。


一番、痛い時間は
この、お言葉を頂く時間だ。


だけど、とてもとても大切な時間。
これを頂けることが
次へのステップにつながるわけだから。

師匠:「ええと、まず。」


今日は何だろう。
私はダラダラと汗を流しながら
師匠のお顔をまっすぐ見る。

師匠:「【怒る】のがヘタクソ。
    それから、小道具と手が一体化してない。
    扇子も振り鼓も、
    もっと、手となじんで、
    身体の一部になってくれないとね。
    
    とにかく、【怒る】のがヘタクソだから
    なんとかしてください。」


続きを待っていたら。

師匠:「今日はそんなところですね。
    はい。おしまい。」

??!!!!うへっ?!

うわうわ。

ちょ、ちょっと待ってくださいっせんせいっ!!

小道具の扱い・・・については
なんとなく理解が出来る・・・。
でもでもっ。

【怒る】のがヘタクソが?!

あわあわと口をぱくぱくさせて
師匠を見つめる私。

絢也:「せ、せんせい」


師匠:「はい。」


絢也:「あのっ。【怒る】のがヘタクソとは・・。」


師匠:「言葉通りだよ。
     【怒る】のがヘタクソなんだよっ。
     だから、直してよ。」

絢也:「あのあの。どうヘタクソなのか・・・
    教えていただけませんでしょうか・・。」


師匠:「言葉で表現できない。
    とにかくヘタクソなんだよ。」

うええええー。
トニカクヘタクソって
素晴らしく厳しいお言葉だああああああ!


もう、こりゃ、今やってみるしかない!
やってみて、この場で
私の「変」を指摘していただくしかっ!


勝手に立ち上がって、
怒って踏んでみる私。


師匠のお顔を見る。


師匠:「・・・そうやって、そこだけ切り取ってやればね・・。
    そんな変じゃないけど・・。」


絢也:「・・・いつもの自分のやりかたでしてみたのですが・・。」


師匠:「ところがね。曲に乗って
    前後の振りとつながると
    ヘタクソなんだよ。
    一番気に入らないのは
    1・2・3で踏むときの
    2の時の首ね。非常に気に入らないね。
    それはいらないだろ、って動きをするよね。」


や、やった!
ヒントが出た!!
「へたくそ」のヒントだ!はあはあ!

もう一声、具体的なヒントがほしいっ!

ということで、もう一度、【怒って】踏む。


師匠:「・・・・うーん・・。自分で気をつけちゃってるから、
    今はそうなってないよ。」


うええええええ!
この部分だけやっても
「症状」が出ないのかあああ!
ってことは、
この部分だけ切り取って
鏡を見て練習しても
意味がないってことかああああ!


師匠がおっしゃる
「気に入らない2の首」。

「続けて踊ってる時」しか登場しないのなら。

・・・こりゃ、さすがに
ビデオを撮らないとわかんないかな・・。

初舞台の「藤娘」の時に初めてやった
「一人ビデオ撮影会」


「文売り」のときは 
喜也さんの「屋敷娘」と一緒に
「二人撮影会」をして
帰りにミスタードーナッツでドーナッツ食べながら
あーでもないこーでもないと
語り合ったっけか・・。

時間作って、
場所取って。


やるっきゃないなこりゃ。


自分の「へたくそ」を探しにいかなくちゃ。
どんな「へたくそ」なのか
知らなければどうにもならないもんなあ。


ひー。厳しいっ。

2009年3月15日 (日)

お梶も始動。

お稽古日記のバックナンバーを読んでて・・

「喜撰」の「お梶」のお稽古は
昨年の9月にお稽古し
なにやら4回で最後までいき、
その後多分2回くらいお稽古したところで
「あんた、今日から子獅子(連獅子)を覚えてよ」という
師匠の指令により
上げ浚いもないまま
ぼんやりと終了していたことが判明(笑)


3週間くらい・・・だったようだ・・。


その後、「喜撰」の主人公である
凰児郎さんのお稽古のお手伝いという形で
二人が一緒に踊るところだけは
ずっと踊ってきたので、振りは忘れないが・・・。


一人で踊るところは・・・・・。


見事に忘却のかなたへいってしまった(T▽T)。


まさか、舞台で踊ることになるとは
夢にも思ってなかったので
何も書き残してないし(T-T)・・・。


忘れるにも程があるほどに忘れ去った・・・。


いや・・・。
二人で踊るところも、
形とか、解釈とか、そういうのが
ものすごい「自己流」になっている自覚があり
(私のお稽古ではないので
師匠に見ていただいてない)
かなりのキケンを感じ始めた・・・・。

正直言おう。


「自己流」で踊るのは・・・・。


実はとっても楽しい。
楽しくて仕方ない、禁断の果実・・・。


しかし、今の私の実力で
「自己流」はキケンが一杯。
っつーか、「自己流」の「自己」がなんも出来てないんだから、
へんてこりんになっていくのは当然。
無法地帯の私の「お梶」~~(T▽T)~~

人前で踊る。
しかも先輩の名取さんのお相手。


こりゃ、責任がある。
楽しい楽しい自己流の時間を終了させなくては・・。
と、思い立ち、師匠にお願いして、
週一度だけ、お梶を見ていただくことになった。

師匠:「そんなに逃げるようにしないで。
    すすーっと移動するだけ」


あああああ。
勝手に「お梶は恥ずかしそうに逃げる」という
解釈を作ってました・・・・とほほほ。

師匠:「早めにこっち見といて。
    手ぬぐいを受け取る準備しといて」


ああああ。
ギリギリで受け取るのがカッコイイ♪と
勝手に解釈してまひた~~(T▽T)

そんな感じで、「無法地帯」の私に
きちんと「法」を与えてくださる師匠・・・
ううう。ありがたい・・・・。

そして、一人のくだり。
改めて振りを入れていただく。


情けないほどに
手ぬぐいの扱いがヘタクソな私。


そして、自分の忘れっぷりにもびっくり。


間もぶっぱずし。

ああああー。

こりゃこれもまた、大変だー。


しっかりせにゃあかん~~!

---------------------------------------

今から心配なのは
私の体力。


間違いなく、「達喜会」本番では
「三社祭」が先だろう。
ここですんげー体力を使うのは間違いない。


んで、支度しなおして「喜撰」。


お梶の出は「下駄」。


ふらつくわけにいかない。


「マカ元気」でも飲めば
早く回復するかな・・・・。
(真面目に考えてます・・)


まあ要は気力だな(^^;)
ははははっ。

2009年3月 8日 (日)

もっと!もっと!

師匠:「やってないとは、言ってませんよ。
    やろうとしてることもわかりますよ。
    僕は、わかるけど。
    初見で見る人だったら
    やっぱりあんたの踊りは雑に見えると思うよ

    丁寧に踊ろうとしてるのもわかります。
    でも、もっと、もっと丁寧に。
    気持ちを作っているのもわかります。
    でも、もっと、もっとそれが見えるように。


    もっと、もっとやって欲しい。
    折角やろうとしてやってることが
    表に見えてこないなら、
    それは結果としてやってないことと同じだからね。」


もっともっと!
もっともっと!


足りない足りない。


今の私。足りてない。

-------------------------------------------

神経質にならないように丁寧に踊るのは
本当に大変なことで。


神経質を捨てようとすると
すぐに顔を出す私の様々な悪い癖。
師匠に注意されまくり、
いかんいかんと、
次のお稽古で
またまたいろいろ気をつけだすと
神経質で伸びやかさがなくなり。


師匠:「僕に頼まれて、
    誰かに振りを渡してるみたいな踊り」
・・・という表現は
がび~~んというショックを受けながらも
「せんせい・・・うまいことをおっしゃる・・」と
心の中で感心してしまった・・・(T-T)・・
感心してる場合ではない・・・。


あっちの壁にぶつかり。
こっちの壁にぶつかり。


バウンドバウンド。


それでもあきらめず
とにかく自分が思った方向へ
進んでみる。


んで、またぶつかって。


バウンドバウンド。


バウンドしてるうちに
多少、どこか、いい場所にたどりつけるんだろうか。
・・・・こらこら弱気になってはアカン。
・・・たどりつかねば・・・・。

そして、更に、
恐ろしい壁がそこに登場した。

師匠:「今日は、僕が、
    もっと、気持ちや、見てるものが
    わかるように踊って、と言ったら、
    違うほうへいっちゃったね。」


え?

師匠:「眼とか、顔のほうへ行っちゃった。」

え。

顔や眼で踊ったら終わり、と、
以前から教わっており、
自分自身、そう思っているので
顔の表情は作らないようにしてるはず・・!

師匠:「そりゃ、うれしいからって、笑ったりはしてないけど。
    怒ったからって眉間にシワがよったわけじゃないけど。
    でも、眼の強さとか、そういうことで
    顔のほうにいっちゃったよ。
    顔にいっちゃだめだよ。
    おなかの中で作った気持ちは、
    手や身体に流さないと。
    顔に流さない。」

げえええええええ。

なんという恐ろしさだ。

踊りって。

踊りって踊りって!

ああああああ。恐ろしすぎる!!

確かにこの日の私は、
見てる人にわかるように、
もっともっと強くしっかり表現しようと
おなかの中にたっぷり気持ちを作った。
そのたっぷり作った気持ちは
私の意志に反して、
私の身体にはいってくれず、
顔に流れていってしまった!!!

師匠:「(両手を前に出して)こういうところに
     感情を流すんだよ。
    (胸や肩に手を置いて)こういうところで
     うれしいとか悲しいとか【表現】するんだよ。
     顔で芝居したら、いっかんの終わり。
     日本舞踊でするお芝居っていうのは
     そういうものだからね」

感情を
身体に流す。

血液が流れるように。


体中に。

しかも、形を綺麗に、隙なく丁寧に。
間をしっかりとって。

それが日本舞踊。

なんという恐ろしさ。

さらなる巨大な壁にぶつかって
あらためて、衝撃が走った。

絢也:「・・・・・・難しい・・・本当に難しい・・・」

師匠:「あったりまえだ!難しいに決まってるだろ。」

あったりまえだ!という師匠の口調が
すっごく江戸っ子で(笑)
なんだか、ほっとしてしまった私だった。


---------------------------------------------------

次から次へと表れる
「どしゃああああ~~!」という壁たち。

終わりのないロールプレイングゲーム。

もうだめだああああ~!と泣いてみたり
しおしおのぱあ~~になってみたりするけれど、


自分で必死にベホイミを唱えて
やくそう使って(ドラクエをやったことがある人限定ネタ)
ちっくしょおおおおお!とヒットポイントをあげて、
またまた立ち上がって。

日本舞踊。
ホントにますます面白い。
ますます、ひどく苦しくて、面白い。

私にとって、この世で、
こんな面白いものはない。


だから、やめられないとまらない、なのだ。


------------------------------------------------------------

師匠がおっしゃった。


「あんたの踊りを見てれば
あんたが、踊りが大好きってのは
わかりますよ。
そりゃそうだ。大好きじゃなかったら
好き好んでこんな苦労もしないでしょ。」

鼻の奥がツンとした。
ものすごい泣きたかったけど
すっごいガマンした。


なんだか。
嬉しかったのだ。

2009年3月 4日 (水)

多智雛ちゃんおめでとう♪

さて・・・。
ぎっくり腰さわぎで
書くのがすっかり遅くなってしまいましたが・・。


先日、親友の花柳多智雛ちゃんが
お浚い会で「四季三葉草」の「千歳」を踊りました。


翁を大先生が、そして三番叟をお師匠様が踊られるという
「師弟3代」でのめでたい舞台。


多智雛ちゃんの「師範試験合格御祝」ということで
お二人の先生方が
この舞台をご用意くださったとの事。


ホントにおめでとうございます(T-T)。


詳しくは多智雛ちゃんのブログをどうぞ。
http://blog.livedoor.jp/erii/archives/51806909.html
http://blog.livedoor.jp/erii/archives/51808437.html


うふん♪写真ご覧になりました~?
・・・美しい・・・・。

今回は拝見することができませんでした(涙)。


同門のお弟子さんが出演する会と重なっていたので
物理的に下関に行くのは不可能。
身体が二つほしかった・・・
パーマン・・・コピーロボット・・・くすん。
(でも結果的にぎっくり腰になったから
今回は下関には行けない運命だったらしい・・)


でも、ご覧になった方々の感想を
読ませていただき、
うれしい限り・・・。

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こんなこと書いてもいいかな。
本人が書いてないから
私が書いてしまおう。


ある日、私はある地下鉄の駅を歩いていた。
携帯が着信。
「恵里(多智雛)」の文字と多智雛ちゃんの写真が
ディスプレイに出る。


出て、「もしもし」と私が口にした瞬間、


「絢也ちゃん。あたし、辛い。」

電話の向こうで
すでの彼女は泣いていた。
もう、オイオイと泣いていた。

花柳流の師範試験(専門部試験)は本当に厳しいもので
彼女はそのために血を吐くようなお稽古をしていた。


そして、大きな大きなプレッシャー。


「一発で合格したい」
その情熱はすさまじいものだった。


「周囲の皆さんに
若いから、もし今回がダメでも次があると
言っていただいても・・・。
あたし、どうしてもどうしても受かりたいんよ。
どうしても。一発で受かりたい。
でも自信がない。苦しい。」

死ぬほど、手に入れたいと願う激情に近い想い。


それを手に入れるための血を吐くような努力。


失っていく自信。

「ご飯も食べられない。」


どんどん痩せているという。

「踊るのが怖い」


踊る楽しさを忘れてしまいそうだという。

私は彼女の戦いが、どれほど大きなものか
「知って」はいたけど、
同じ経験をしていないため
「共感」ができなくて
もどかしかった。


共感できたなら
いろんなアドバイスも
もっと気の利いた励ましもできただろうに。

話を聞き、一緒に泣く。
それしか出来ない自分がもどかしかった。

そして、私はこう言った。

「あのさあ。あくまで私の勘なんだけどー。
私、ひなちゃんは、一発で受かると思うんだよね。
なんか、すごく、そういう気がして仕方ない。
あくまで、私の勘なんだけど、
なんか、そんな気がするんだよ。」


彼女が笑った。


多智雛:「あははは。なんか。
    なんか、それ、ウレシイ。
    その勘、当たるといいな」

絢也:「いや、当たると思う。
    なんとなく、それ以外の結果が想像できないもん(笑)」

「私の勘は当たる」という
へんな励まししかできなかったけど、
結果勘は当たったぜ、どんなもんだい!(と自慢)

私と違って、
彼女は、あまり、
辛いことを日記に書かない。


だから、
美しく涼やかな容姿とともに
スイスイといろんなものを手に入れてるように
見えるかもしれない。

だけどすごかったのだ。
本当にこの戦いはすごかったのだ。
すごい、ってんじゃないな。
すさまじかった。
ホントにすさまじかった。

すさまじい戦いがあったことを
私は親友として
どうしても世間に言いたい!


ひなちゃん、悪いけど、
あたしゃ、言う。
「言わないで~~」と言っても
言う。


そして凄まじい戦いの末
ものすごい輝く場所を手に入れていく
美しいあなたは、ホントに素晴らしいんだから。


こういうのを、
「美しい」っていうんだもの。


言わせて貰うぜ。


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みなさん。この人(花柳多智雛)はー!


自分の力で。


一人で必死に戦って。
戦って戦って。


いろんなものを勝ち取ってきた人なんです!

貪欲で、激しくて、熱くて。

すっごい人なんです!

私の人生で出会った人々の中でも
トップクラスの
「かなわないひと」。

私はこよなく、尊敬してるのです!!


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そんな彼女から
私が贈った御祝に対しての
「お返し」が届いた・・・
・・・んな気を使わんでもええのに・・・。


20090304103801


私がお稽古している
「屋敷娘」をイメージした「矢絣」と
藤間流の「藤」の柄の手ぬぐい。


そして、手作りの長尺の腰紐!


この腰紐には
全部手縫いの刺繍で
「アヤ」と入っている!
彼女の手による「チェーンステッチ」!!


心がこもっていて、嬉しさ爆発。
忙しい中、ひと針ひと針
私の名前を縫ってくれた想いに
涙が出そうになる。

でもごめん。
このチェーンステッチの腕前は
私とまったく同じだった!(爆笑)
なので、ちょっと「泣き笑い」になっちまった!!


おまえさんのそんなところがまた
キュートで大好きだ!

2009年3月 1日 (日)

「なに」「なに」でしかられて~~♪(T▽T)

くみちゃんの飴売り、
みきやんの娘、で
清元「嫁菜摘」が踊られます。

これまた美人コンビで、
二人の踊りの「色」がすごく合ってるので
本番に向けて
どんどんイイカンジに
しあがりそうです♪


この踊りは手が多くて大変ですが
それに加えて、セリフが大変!!!


二人とも苦労してます。
私も、「文売り」「松廼羽衣」・・とセリフに
ものすごい苦労したので
二人の苦労がよ~~く理解できます。。。
がんばれ。「チーム嫁菜摘」。


と、そんあある日、
セリフの御稽古が、かなり重点的に行われてました。
特訓、のような感じ。


その様子を
御稽古場の更衣室の陰で
聞きながら、こそこそ話す
達乃さんと私。


絢也:「セリフって、大変だよねえ。。」

達乃:「そうですよねえ。」

絢也:「ここ(鼻)にぶつけるように発声できるようになるまでがね」

達乃:「へえーそうなんですか。」

絢也:「あと自分が好きな歌舞伎役者になった気分で
    くさく、くさーく言ってみろ、って先生に言われたよ。」

達乃:「それって面白いですね♪」


などと、小さい声(のつもり)でごにょごにょと
熱く語り合う二人・・。


その時。


師匠:「【なに、おまえの?おほほほー】」

みきやん:「【なに、おまえの?おほほほー】」

師匠:「違う、もっと、こういうふうに。
     【なに、おまえの?】」

みきやん:「【なに、おまえの?】」

熱い特訓になっている!
j陰で側耳たてながら
その熱さに感化され、
勝手に盛り上がる二人・・。

師匠:「【なに】」

みきやん:「【なに】」

   絢也(陰):「【なに】・・」
   達乃(陰):「【なに】・・」

師匠:「【なに】」

みきやん:「【なに】」

   絢也(陰)「【なに】・・」
   達乃(陰)「【なに】・・」
   絢也(陰)「【なに】(夢中になり勝手に工夫とかし始めてる)」
   達乃(陰)「【なに】(同上)」

・・・・・・・

ついに。


師匠:「うるせえよっ!!!」


(T▽T)どしゃ~~!!!

ふたりで怒られた~~~~!!!!


周囲は爆笑~~!


絢也:「ぎゃ~~おこられたあ!」

達乃:「考えてみれば、この場所は、
    先生が座っていらっしゃるところの真裏!
    きっと先生にはうるさかったんですよお~!」

絢也:「小さい声のつもりだったのに~!」

達乃:「ええ~小さい声だったと思うのに~!」

絢也:「お稽古の邪魔しちゃった~~」

達乃:「うるせえよっってしかられた~~」


とこれまた(陰)で
あたふたと大騒ぎの二人・・・。

おふたりさんのお稽古が終わって
まずは師匠にお詫び・・・。


師匠、笑っておられ、
「ま、いいですよ・・」と怒ってはいらっしゃいませんでしたが・・・
今後は気をつけます(T▽T)

そして、もちろん、
「【なに】」の特訓中だったご本人、
みきやんにお詫び・・・。


みきやん:「先生の合間に
       達乃ちゃんと絢也さんの声が
       変わりばんこに聞こえてきて、
       すごく面白かった~♪」

げげげげげ~~!

所作台のど真ん中にいるみきやんにまで
そんなに聞こえるほど
でかい声だったのかあああ!!!(T▽T)!!
先生にとってうるさいんじゃなくて
ホントにうるさかったんだあああ!!!


ごめんようごめんよう!!

ナトリサンナンデスカラ、
ミナサンノオテホンニナルヨウニナッテクダサイネ・・。

と・・・・師匠に言われたことを思い出しました・・。

うひゃー二人とも名取です~~すすすすみません!

でも・・・二人とも
それほど夢中になっちゃうほど
踊りへの情熱が熱い・・・ってことで(^^;)
どうかどうか、お許しをお許しを~~。

※達乃さん・・・・
あたしたちって、
二人で盛り上がると・・・
ついつい・・・ね・・
いろんな意味で(笑)。

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