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2012年6月 9日 (土)

「市川中車」への想い

「香川照之こと市川中車」

特別な想いが溢れる。
別に知り合いでもなんでもない。
テレビや映画の俳優さんとして、
芝居が上手いひとで、好きではあるけど
特別なファンだったわけでもない。

だけど、今は特別に応援している。


こんなすごいチャレンジャーを
応援せずにいられない。

****************************

姉と私の生い立ちについて
あまり詳しく書いてしまうと
傷つく人がいるので
書けないのだが、
私たち姉妹は、
世間でいうところの
「普通」とは、かなりかけ離れた
経験を沢山してきている。


それらを、全部
「ドラマみたいだよね」と
笑い話にできる強さをもって生まれてきたことを
姉妹そろって、ありがたいと思っているし
誇りにも思っている。


そして、そういう経験が
私たちを、
チャレンジャーの道に押し出しているのだろうか。


「ドラマみたいだよね」という
経験も、悪くないよね、
それがなければここまで強くなれなかったよね、
全部が、貴重な財産だよね、と
「ウザイくらい前向き」(姉と私のキーワード・笑)に
マゾヒスティックなほどに
「大変な道」に進んでしまう。


もっと楽な生き方は、確実に、できたはずなのだ。

*****************************************

「香川照之」というひと。


複雑な生い立ちの中で、勝ち取った
東大卒業の学歴。


しかし、不安定な、芸能界の道に進むことを選び
下積みを重ねて
スターに登りつめ
テレビ、映画の俳優として、安定した地位を得たのに
それをかなぐり捨てるように
あえて困難な道に進んだ。


しかも、その道は、
「この先どんなに努力し、がんばっても
絶対に越えられない壁」が
100%、立ちはだかる道だ。


2歳、3歳で
初お目見え、初舞台を踏んで
「当たり前」のように
歌舞伎の世界で生きてきた人と
40過ぎて歌舞伎の世界に入った人。


「同じレベル」には、絶対に、ならない。
血を吐くような努力を重ねても
生まれつきの才能に恵まれていても
「子供の時から当たり前にやってきた」ことというのは
大人になったはじめた人間には
どうしても、どうしても越えられないものがある。


泣いてもわめいても、
それだけはどうしようもない。

姉は40代半ばにして
志を持って
東京大学大学院に合格を果たした。
研究室に入り、
大学院での生活が始まった時に
姉が言った。


「英才教育を受けて、東大を卒業しているひとに
かなわない。
研究者としての引き出しが違いすぎる。
自分は美術大学を出てデザイナーをやってきて。
研究者として、なにがどうひっくりかえっても
どうにもならない差がある。
東大大学院、という同じ土俵に立っているからこそ
その差がとても悔しいし、苦しい」


分野違えど、
私も、同じ想いに日々さいなまれてきた。


30歳をすぎて、初めて日本舞踊に出会った。
それまで、扇子に触ったこともない、
日本舞踊を見たことも、
歌舞伎を見たことも、ほとんどない人間。
それがある時から
日本舞踊に人生を賭けようと思ってしまった。
自分で思ってしまったのだから、
逃れられない。

初めて扇子にさわり、
たちかた、すわりかたを師匠に教わり、
「へえー日本舞踊ってトントン踏むんだ、おもしろいな」と
いうところから始まって、10年。
10年という短い時間で
自分でも驚くほどの経験をさせていただき、
まさか、という、チャレンジをさせていただいている。


その中でいろんな人に
どれだけ、言われただろう。

「子供の時からやってないひとには
伝統芸能は、無理ですよ」
「おとなになってからやっても
無理ですよ」


母には「やっても、どうせ無理なのに
なにをやってるの?」と
言われた。


「どうせ無理」
この言葉が私をどれだけ苦しめてきただろう。


わかりきっている。
そんなことはわかりきっているのだ。
そう、さっき書いたように
「「同じレベル」には、絶対に、ならない。
血を吐くような努力を重ねても
生まれつきの才能に恵まれていても
「子供の時から当たり前にやってきた」ことというのは
大人になったはじめた人間には
どうしても、どうしても越えられないものがある。」
という、これなのだ。
わかりきってる。


わかりきっているのに
私は挑戦することにしたのだ。

血を吐くほどの努力をしても
越えられないものがあるのをわかりきった上で
才能もなにもない
マイナス100の条件から始めた人間が
どこまでいけるか、試してみようと思ったのだ。
30過ぎて踊りを始めて、
踊りに人生を賭けた人間の、限界まで、
行こうと決めたのだ。

そう決意したら
「どうせ無理」の言葉が苦しくなくなった。


「知ってますよ。どうせ無理なんです。
そこんところ(こどものころからの経験値から
得られるもの)は
どうしたって、無理なんです。
どうせ無理の人間が
どこまでいけるかのチャレンジなんです」


そう、言えるように、漸くなれた。

そして師匠が仰った、
「子供の頃から当たり前にやってきたひとにはない、
あんたの武器があるはず。
ないもの(経験値)は、どうにもならないんだから
そこは、捨てて
あんたの武器をのばせばいい」
をお守りにしている。

この話を姉にしたら
姉が、ひどく感動してくれた。
「すごい。亜美の先生はすごい。
私も実は、教授に同じことを言われたんだ。
早川さん(姉)は、研究者としての
経験値がない。それは仕方ない、だけど
早川さんの武器を伸ばしていけばいいって。
すごい。すごいね。
同じなんだね。すごい」

「どうせ無理」の壁。
「絶対に越えられない壁」
その壁の存在をわかりきって
自分の限界までチャレンジする姉、私。


馬鹿にするひともいるかもしれない。
いい年して、なに熱くなってんのって
言う人もいるだろう。
でも、もうそんなことは気にならない。


情熱をとめることは誰にも出来ない。

「市川中車」。
40過ぎて突然歌舞伎の世界に飛び込んだ人が
どこまでいけるのか
とても、とても楽しみにしている。
子供の頃から当たり前にやってる役者さんたちと
「同じ」になることは出来ないだろう。
だけど、彼の努力と
彼が持つ武器で
「こんなところまでくるんだ!すごい」と
驚かせてくれることを
とっても期待している。
10年後の「市川中車」を
とてもとても楽しみにしている。

先日、新橋演舞場に行ってきたという
同門の方から
「中車さんは、芝居は上手いけど
やっぱりまだ歌舞伎にはなってない部分が
あって・・」という感想を聞いて、
私はとても嬉しくなった。


「まだまだ全然」で当たり前。
歌舞伎を愛するものとして、
こんな短期間で
長年やってきている歌舞伎役者と
同じことができたら
そっちのほうが困る。
歌舞伎ってそんな程度のもん?って
話になってしまう。


「そんな程度のもん」じゃないものに
チャレンジしてるのだ。
「市川中車」は
そのスタートラインに、
今、立っているのだ。
それが改めてわかって、
とても嬉しい気持ちになった。


私自身、昨年
大先生(真起子先生)に
「やっと、今からスタートラインね」
と言われたことが重なって、
目の奥が熱くなる。

極端に年をとってから
「そんな程度のもん」じゃないものに
チャレンジしてるのは
レベルは違えど
私も、そして、姉も
同じだ。
しかも複雑な生い立ち。
もう、応援しないではいられないではないか!!

絶対に消えることのない
「絶対に越えられない壁」を持ちながら
自分の限界を目指す。
その姿を、ずっと見届けたいし
私もますますがんばろうと思う。

「市川中車」丈
「いい歌舞伎役者」になってほしい。
心から、心から願う。
胸が張り裂けそうなほど
応援している。
これから観劇予定だから
ワクワクがとまらない(笑)


姉も、いい学者になれ!
私も、いい踊り手になるぞ!


みんな、みんな


げんかいまで、いっちゃおう。

チャレンジャー万歳


★追記★
この日記を書いた後
これを読んで→NHK WEB特集・市川猿之助と中車・思いを語る

涙が出ました。
この日記を書いて、よかった。

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コメント

chihiro様
素敵なコメントをいただきありがとうございました。
ブログの管理画面を開く時間がなかなかなくて
コメントに気づくのがとても遅くなりました。申し訳ありません。

改めて、この自分の書いた記事を読んで気持ちが新たになりました。
そして今でも、中車さんの大応援団の私です!

私も、無理なことしてますけど、それが何か?!ヽ(`▽´)/と
いう強さを持てるまで時間がかかりました。今はもう(^^)♪

やめずに続けることに意味がある・・・だからこれからも、歩いていきます。
chihiroさんもがんばってください!

和装が趣味で、色々なサイトに飛んでいて、こちらのブログにたどり着きました。いまは趣味を全て封印して、医療系資格取得を目指して20も違う若い人たちと勉強しています。もっと若かったら、もっと早く思い切って入学していたら...もっと...もっと...毎日考えない日はありません。入学前後も、入学してからも、「どうせ無理なのに」の言葉に心がどれだけ削られた事か...
こちらのブログで、前に進むエネルギーを頂けました。ありがとうございます( ; ; )もうご存知かもしれないですが、もう一つ私がエネルギーを頂けた動画をご紹介させて下さい。いきなり不躾に失礼致しました。

http://fta7.jp/uematsu

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