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2013年11月22日 (金)

美しい振り。

違う。
そうじゃない。もう一度。
。。。違うんだよな。
うーん。
わかんないかなあー。


師匠が「よっこいしょ」という感じでお立ちになった。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

左手で扇子をつきだして
やっとんとん。

言葉にすればそれだけの振り。


この部分がだめだということで
繰り返し何度も踊るが。


「違う」と言われる。


師匠がついに、立ってくださり
「こういうふうにやってほしいんだよ」


私のだめ、は、
振りが流れていること。
踏む前にぐっと
お腹が入った状態になってほしい・・
という師匠のご注意・・・


なのだが・・・


私は、多分、師匠が
「見てほしい」とおもっていらっしゃることと
違うことに目を奪われてしまった。


腰がぐっとキレた瞬間
腰から背中にかけて、
一瞬、柳の枝のようにしなったのだ。


惚れ惚れした。
叱られて、直すためにお手本して頂いてるのだが
その柳の枝のような切れ味に
一瞬で目を奪われた。


このわずかな振りは。


言葉にすれば
やっとんとん、のこの振りは。


こんなに美しい振りだったのか。


・・すぐ気づいた。
違う。今私が見るところは多分ここじゃない。
この、踏む前のぐっと
お腹を入れた状態の間(ま)。
それが、今私が身につけること。


だけど、あまりの師匠の美しい動きに
衝撃をうけた。
美しさに目を奪われてしまった。


衝撃を胸にしまいこみ
もう一度その部分を踊る。
必死に踊る。

「まあ、ぎりぎり・・・そういうことかな。
とにかく、流れないでよ。
そこでぐっと入れてよ。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お稽古が終わり、
いろんなお言葉をいただき、
最後に
「せんせい。ひとつおききしていいでしょうか」と
質問した。


先ほどの、やっとんとんのところですが、
・・・先生の動きはまさに
柳の枝のようで・・・。
ああ、この振りは
実はこういう振りだったのかと
衝撃をうけました。
こんなに美しい振りだったのかと。
・・・私が注意をいただいていることとは
違うことを見ていることは
自分でもわかっていましたが
あまりに美しいので
目を奪われてしまいました。
私もそれを目指したい。そういう動きになりたいと
思いました。
でも、今の私が
先生のその動きを目指すことは
やはり、今の私には
まだ、してはいけないことになるのでしょうか。
・・してはいけないこと・・なんだと
なんとなくわかってます。
でも、こんなに美しい振りだと知ってしまい・・・。


と言ってるうちに
涙が出てしまい、泣き声になってしまった。
心がふるふるとふるえていた。

師匠が静かにおっしゃった。


「そんなふうに言ってもらって、
なんなんだけど・・・
僕はそこ、なんにも考えてやってないから
あなたが言ってることが
なんなのか、いまいちよくわかんないんだけどね。」

天才っていうのはそういうものだと
しみじみ思う。

「まあ、あなたが、こうなりたいと思うものを
目指してもらってかまわないんだけど。
でも、今は、
ぼくが こうして、って
ぼくが直して、ってことだけを
集中してやって。
他のことをなにかしようとすると
せっかくここまできて
踊りがおかしくなるから。
僕が直してほしいことだけ
して。」

心から、「はい」と返事をして、
ご挨拶をして
お稽古が終わった。


何に対して涙が出てしまったのか
よくわからない。
だけど、泣けてしまったのだ。
心がふるえてしまった。


涙を拭いながら
ひとつひとつの振りに
もっと愛情をもとう、と想った。


一瞬の振りが
こんなに美しいものだということを
師匠の、
ほんの一瞬のやっとんとんで
知ることができた。


私が教えていただいている
私が踊っている
「松島」の振りは
とても美しい。


ひとつひとつの振りを
もっともっと大事にしよう。

そして
この振りで「松島」を
もっともっと大切に踊ろう。


そのために
師匠に言われたことを
一生懸命、やろう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
瑞巌寺のひんやりした空気。
松島海岸の海の色。


松島。


胸がきゅんきゅんするくらい
この踊りが大好きだ。
ほんとうに本当に好きだ。

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